ブレンボキャリパー 清掃編｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回はオリジナルカテゴリーとなります。
今回のお車のマセラティ ギブリにはブレンボ製のキャリパーが前後についています。
ブレーキフルードを交換するブリーダーが各キャリパーに2つずつ付いていますので、合計8箇所のフルード交換が必要となります。

今回はフルードの交換方法ではなく、清掃方法をお伝え致します。

フルードを交換したあとのブリーダー周りにはブレーキフルードが残っている場合が多いです。
このブレーキフルードが車の塗装面に着くと塗装が剥がれる原因となってしまいます。
勿論、今回のお車のブレーキキャリパーも塗装されておりますので清掃しないと塗装がダメになってしまいます。

ブレーキフルードは水で中和するため、水をかけるのが1番効率が良いかと思います。
ブレーキフルードが垂れた場所だけでなく、ブリーダーの中にも水をかけていきます。

ブリーダーは鉄製なので、水が残ってると錆びてしまいます。そのためエアーで水分を飛ばします。
1度ではブレーキフルードが中和しきれてないことが多いので、この工程を私は3回5回ほど繰り返しています。

エアーで水分を飛ばしてても画像の通り跡が残ってるように見える場合は、ブレーキフルードが残ってるからです。また水をかけてエアーで水分を飛ばします。

画像では見にくいですがこのように水の跡が無くなればしっかりフルードは流せてます。

ブレーキダストを洗い流してあげれば綺麗な赤塗装が出てきました。
ブリーダーは錆びるとブレーキフルード交換時にフルードが出てこなくなります。
フルードが垂れたままだと気づかないうちに触れてしまっていて他の場所につけてしまう事もあります。
交換しただけで終わりではなく、清掃もしてあげることでパーツの寿命も短くならずに済みますので是非お試し下さい。