F10 5シリーズ　持病①　トランクダンパー交換　｜車検・点検・修理のグーネットピット

本日の投稿はF10型　535iでございます！
今回はこの車種の持病を、①と②で紹介していきます！

F10型に乗っている方なら聞いたこと、経験済みな方もいらっしゃると思います。
『トランクダンパー抜け』
トランクが落ちてきて挟まれるのを予想するかもしれませんが、逆です。

トランクの開閉を手伝うバネの力を抑えるダンパーが抜けて、これでもかというほど勢いよく開いてくれます。

なかなか意味が分からないと思いますが、油断すると顎に強打するほど危険で、
更には、最悪の場合リアガラスを割ってしまう危険性もあります。

交換自体は楽で慣れている方なら1時間程度で完了してしまいます。

まずトランク内の内張をはがしますのでモールに位置決めのマスキングをしておきます。

マットをめくると10ｍｍのナットがありますので外していきます。
樹脂製のため、締め付けの際にはトルクにお気を付けください。

この個体のバッテリーはトランク内にあります。
個人的には交換の際に楽で助かっております。

今回は関係ありませんので作業を進めていきます。

内装はがしとトルクスが必要となりますが、スペース自体はトルクスのパーツを外さなくても作れます。
私は内装を傷つけたり作業の確認をしながらやりますので外しています。

こちらも内装はがしで外します。
シガーがある個体もありますのでその場合は無理せず浮かせるだけで大丈夫です。

簡単に言いますと、内張をはがすためにスペースができればはがさなくても大丈夫で御座います。

はがすともうダンパーにありつけます。
F10はダンパーが左右一つずつあり、バネの内側にダンパーがあります。

ここ大事です。
ダンパーを片側だけでも外すとトランクが降ってきます。
とても危険なのでステーを用意しましょう。

ダンパー自体は工具は必要ありません。
バネをしっかり持って、ひねってあげると簡単に外れます。

※外すと同時にトランクの保持ができず落ちてきます。

最後に奥側を外しますが、意外とスペースがないのと外すのに少しだけコツがいりますのでトランクを開閉させて丁度いいところで外します。

破損していました。
破損自体はトランクダンパー抜けには関係ありませんが、
劣化して圧が抜けて破損してしまっていますのでどちらにせよ交換が必要です。

交換が終わりました。
個人的には交換後もトランクが上がる勢いは強めに感じます。。

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