【ミニ クロスオーバーD】【エンジン不調 エンジン警告点灯 煤除去作業】｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンジンの調子が悪く，さらに警告灯が点灯してしまっている状態で，エンジン内に何らかの異常があるということはわかります．診断器を用いて異常を調べてみますが，様々なコードが検出され，原因を特定するのが難しいため，エンジンを調べました．
ディーゼル車ということで予想はついていたのですが，インテークマニホールド，EGRバルブ，スロットルボディなどいたるところが煤まみれでした．おそらく，煤が付着して部品の可動範囲が狭まったり，完全に閉じ切らない部分が生じたりしてエンジン警告が点灯した可能性があります．
なぜ煤で汚れてしまうのか簡単に説明すると，このエンジンは排ガスを取り込んで，再循環させたうえで再び燃焼させる仕組みを有しています．再燃焼によりNOxの含有量を減らすことができるのですが，排ガスに含まれる炭素が冷えて固着してしまうという欠点があります．EGRバルブでは顕著で，出口温度が入口温度に比べて低くなるので，煤が固着しやすいのです．
煤が大量についていたので，これらを除去して，エンジンの状態改善させました．
エンジンを分解して，個々の部品を清掃するという途方もない作業でした．

清掃後は警告が消え，エンジンの調子もよくなりました．
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