トヨタ　プリウス　警告灯点灯　（インバーター冷却異常）｜車検・点検・修理のグーネットピット

トヨタプリウスの警告灯点灯車両の修理をさせていただきましたのでご紹介させていただきます。

高速道路走行中に複数の警告灯が点灯してしまったとのことでご入庫いただきました。

写真は入庫時に点灯していた警告灯になります。
チェックエンジンランプ、マスターウォーニングランプが点灯しております。

お客様の話ですと走行中に点灯した際はVSCランプ等も点灯していたとのことです。

診断機にて異常コードを確認していきます。

異常コードを確認するとハイブリッドシステム系に異常が入力されていることが確認できます。
他のシステムにも異常が入力されていますが、ハイブリッド車ですとハイブリットシステムに異常が入力されると別のシステムにも異常コードが出力されることがございます。

まずはハイブリッドシステムの不具合を確認していきます。

今回入力されている異常コードはインバーター冷却系統異常という異常コードになります。

ハイブリッド車は高い電圧（200V異常のもの）から12Vまで電圧を調整してモーターでの走行を可能にすること、通常の車のように12Vのナビなどを動かすようにインバーターで電圧を調圧しております。

熱を発生する為ウォーターポンプがインバーターについており水冷で熱を冷やしております。

その何処かに異常が発生しているようです。

異常コードをさらに確認するとハイブリッド車は何が悪いのかが比較的簡単に判断することが可能となります。

異常コードは5桁の英数字で表示されるのですが、ハイブリッド車はシステムが複雑な為さらに詳細コードが設定されてます。

今回の異常コードでも詳細コードが入力されており詳細コードでどの部分に異常があるのか確認できます。

今回の異常コードは346です。

修理書で確認するとウォーターポンプ本体の不良となります。

異常な箇所が分かりましたので部品を交換していきます。

インバーター冷却水を抜き取り電動ウォーターポンプの交換をしていきます。

インバーターとボディの非常に狭いところに取り付けられております。

部品を取り外し交換を実施して、冷却水のエア抜き作業を実施すれば作業は終了になります。

当社では作業受付はもちろん、診断機を使用した診断作業なども受付しておりますのでお車のことでお困りのお客様はぜひ気軽にお問合せいただければと思います。

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