S15シルビア　シフトレバー折損修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

こんにちは。ナカジマ自動車春日部店です。
今回は、とてもレアケースではありますが、Ｓ１５シルビアのシフトレバー折損修理の作業をご紹介します。
今回は従業員の自家用車の作業のご紹介となります。

福島県はエビスサーキットのドリフトランドを走行中のことです。
ラクダさんも見守ってくれている中、気分よく走っていたのですが････

走行を重ねていると、シフトチェンジの際、弾かれてギヤ鳴りするといったことが２回ほどありました。
今までこんなことなかったのに、と思いながらも探り探り走っていると、“スコッ”とギヤが抜けるような感触があり、シフトレバーがプラプラで走行不能となりました。

度重なるミッションブローにより、この車はＺ３３の６速ミッションを流用しているため、シフトレバー周辺の機構はオリジナルとなっています。
もしかしたら、その辺の不具合かなと思ったのですが、何のことはなく、シフトレバーの位置を変更しようと私が切断・溶接した部分が折損していました。
暫定で作ってみたものの、強度的に不安があったので、そのうち補強しようと思っていたのですが、すっかり忘れていました。････

支点のボールから５ｃｍくらいのところで折れており、そのままではとてもシフトチェンジ出来ません。
工具を少し持っていっていたので、ディープソケットにエクステンションを付けて延長すればとも思ったのですが、シフトレバーにはめてみてもガタつきが大きく、これで埼玉まで帰るのは無理そうな感じです。

何かガッチリはまり込む物が無いかなと探していると、ホイールナットをハンマーで叩きいれると、かなりガッチリはまり込みましたので、リヤのホイールナットを１個拝借することにしました。

先輩からいただいたニスモのホイールナットだったのですが、７角形のデザインのため、専用のアダプターが付属します。
そのアダプターに２１ｍｍのソケットを溶接したものを被せると、いい具合にシフトレバーのような感じになりました。

今まで使用していたシフトレバーのレバー部はただのシャフトのみだったため、こちらの臨時シフトレバーのほうが重量があり、却ってシフトフィーリングは良くなったくらいです。

最初の頃は恐る恐るシフトチェンジしていましたが、全くガタつくこともなく無事に埼玉まで帰ってこれました。

このままというわけにはいかないので、新にシフトレバーを作ることになりました。

押入れを漁ると、ちょうど良さげなシフトレバーの一部があったので、これを利用することにします。

何をしようとしたのか覚えていませんが、シフトレバーの下部に余計な棒っ切れが溶接してあり、これが邪魔なので高速切断機で切り落とします。

溶接が終わりました。今度は折損してしまうようなことは無いと思います。

今まで使っていたレバーよりも、適度に重くなりましたので、シフトフィーリングも改善されました。
お客様の車であればシャレにならない大惨事ですが、自分の車なので結果オーライと言ったところでしょうか。

当店では指定工場であることの強みを活かした立ち会い車検を実施しており、上の写真は当店の車検の基本料金表になります。

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ただ今、ヘッドライトコーティングキャンペーン実施中ですので、興味のある方は下記のリンクをご参照ください。

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