30プリウス前期　駆動用ハイブリッドバッテリー交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回は、走行距離23万キロ超えの30プリウス駆動用ハイブリッドバッテリー交換をご案内致します！！
THSの駆動用ハイブリッドバッテリー寿命は使用状況によって長短が大きく異なります。
短いお車だと10万キロ前半で交換になる車両も多々あるなかで。。。
今回のお車は、非常に頑張ってくれた個体になります！

そんな30プリウスの駆動用バッテリー交換の模様をご案内致します！！！

駆動用電圧は200V以上で動作しているので、ハイブリッド車の駆動用バッテリーを交換する際は絶縁手袋や、絶縁工具を使用して作業を行っていきます。
また、低圧電気取扱特別教育を修了していないと整備できません。

まず、ハイブリッドバッテリーのサービスプラグを取外します。
この作業によってバッテリーからの電流を遮断します。

高電圧に関連する部品は、オレンジ色になっており一目で高電圧がかかっていることが分かるようになっています。

サービスプラグを取外しましたら、15分ほど時間を空けエンジンルーム内のインバーター配線の電圧を計測します。
バッテリーから供給される電気が正常に遮断されているかを確認するためです。

正常に遮断されたことが確認出来ましたら、バッテリー交換の妨げになる内装部品を取外していきます。
リヤシート、右リア内装、バッテリーを保護している内装等々を外していきます。
この作業内にも、高電圧がかかっている個所があります。専用の工具を使用していきます。

いよいよ、本題の駆動用ハイブリッドバッテリーの分解組付けになります。
200V以上の電圧がかかっているので、慎重確実に作業を行っていきます。

今回は、バッテリー本体・制御基板・バッテリーを冷やすファン等主要部品をすべて新品でご対応させて頂きました。
リビルト・中古品でも対応可能ですが経験上、整備後同じ症状で再入庫する事案がございましたので、出来る限り新品での交換をオススメ致します。

取外したバッテリーです。

新品部品を組付けて、車両に搭載した写真です。

ここまで作業が進めば、残りは内装部品を取付けて最後にサービスプラグを元に戻して作業終了です。

近年急速に自動車の電動化・電動と内燃機関のハイブリッド化が進んできております。
私の感覚では、タイミングベルト交換が整備士レベルの一区切りだと考えていましたが
今回ご案内した、駆動用バッテリー交換が新たな指標に変わりつつあります。
今後自動車の整備は、電気に由来した整備に様変わりし今までのようにはいかなくなります。
時代に合わせた自動車の整備がご提供できるように今後も精進していきたいと考えながら今回のご報告終わります！！！

どんな作業でもお見積無料でお承ります！！！ぜひお気軽にご連絡ください！！！

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