BMW X1　E84 エンジン不調 エンジンチェックランプ点灯　点滅　エンジン警告灯　走行不能　故障診断　故障修理　八千代市｜車検・点検・修理のグーネットピット

BMW　X1　エンジン不調、走行不能に陥りレッカーで入庫いたしました！

こちらのお客様、以前当店にご来店頂き簡易診断を行ったのち代車待ち状態で大変お待たせさせてしまっていた中、走行不能になってしまいレッカーでのご入庫となりました。

所見はコンピューター簡易診断のみで、点火系の故障の疑いがあり軽視してしまっておりました。




メーター上　ディスプレイにはエンジン警告マーク。
エンジン警告灯は点灯から点滅に変わっており始動後すぐにエンジンが停止してしまう状態でした。

ディーラー様でも点検してもらったようで、点火系、燃料系のまとまった修理のお見積もりでかなり高額でした。

当店ではピンポイントで最小限の修理のお見積もりを行います。

エンジンルームのカバー等全て取り外し、点火系の点検、パワーバランステスト等行いましたが点火系には異常はありませんでした。



まだ低走行なので燃料系はあまり考えにくかったですが、細かく点検を行います。
レールプレッシャーは正常で高圧燃料ポンプには問題が無さそうです。

アクティブテスト、インジェクターの単体点検等行い、NO.2シリンダーのインジェクターの不具合のみと診断。

本来であれば全てのインジェクターを交換するべきですが、低走行な上、金額を極力抑えるため、故障箇所のみ修理を行います。

エンジンルーム化粧カバー、エアコンフィルター等分解し、インジェクター交換を進めていきます。

直噴エンジンの高圧インジェクターなので、交換に特殊工具が必要で、高圧パイプの締めつけトルク管理も徹底しないと危険です。

取り外し完了。
新品インジェクターと故障したインジェクターです。

新旧比較。
インジェクターの燃料噴射ノズルを見ると違いがわかると思います。

新品インジェクターを取り付け高圧パイプ等を規定トルクで締めつけ、エンジンを復元します。

交換完了後、安定化電源を繋ぎ、インジェクターの補正コードを書き換え、燃料噴射量調整を行わなければエンジンの始動はできません。

今回は純正診断機を繋ぎ、フォルトコードを消去したのち補正コードを書き換えます。

コード書き換え、燃料噴射量調整が完了です！

最後にDMEの学習値のリセットを行い、エンジンを始動。

燃料漏れ、不調が無いことを確認しインジェクター交換作業は完了となります！



今回はインジェクターが本来よりも燃料を噴射しすぎてしまい不調をおこしておりました。
そのためエンジンオイルに多量のガソリンが混入してしまった可能性が高いのでエンジンオイルの交換も行います。

オイル交換後、オイル量測定。

エンジンオイルCBSのリセットを行い作業完了となります！

この度は初期症状を軽視してしまった上、代車の貸出しが遅れてしまい、大変ご不便をおかけしてしまい申し訳御座いませんでした。

小さい工場ですが今後とも当店をよろしくお願いいたしますm(_ _)m

有難うございました！

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