BMW E85 Z4　エンジン不始動　スターターモーター交換　オルタネーター交換　故障診断　DME　ECU故障　八千代市｜車検・点検・修理のグーネットピット

BMW　Z4　いつもお世話になっているお客様、エンジン始動不可とのことでレッカーで入庫致しました。

点検を行った結果。スターターモーターが故障しておりました。




車両移動が困難なため当店の駐車場にてスターターモーターの交換を行いました。

無事エンジンの始動ができたので作業場まで車両を移動し、コンピューター診断機を接続し、フォルトコードの消去を行います。

が、しかし。
コンピューター診断機に表示されているバッテリー電圧がエンジンが動いているにも関わらず11.6V。。。。


オルタネーターの故障も同時に発生しているようでした。

フォルトコードを見るとBSD信号のエラー。
オルタネーター内部BSD回路の断線が一番疑わしいので、お客様とご相談の上まずはオルタネーターの交換を行います。

オルタネーター新旧比較。

リビルトオルタネーター取り付け完了！





が、、、しかし、、、、、

オルタネーターを交換したにも関わらず発電電流が0.0４A　発電電圧も11.5V、、、




純正機で見ても、相変わらずBSDのフォルトコード。

BSD信号線の断線か？
配線図を確認します。

DMEのECUのコネクターからオルタネーターBSD端子までの断線チェック。
導通を調べます。
ECUコネクター　X60003

ECUBOX分解。

DME ECUからオルタネーターBSD端子までの導通を確認するも、導通あり。
断線しておりませんでした。

となると、、、DME ECU本体の故障、、、、？





コネクターを取り外し細かく点検してみると。。。



ECU X60003コネクター部にオイルのような液体の混入と腐食。。。。

車両側コネクターもショートし溶けた痕跡が、、、、




DMEコントロールユニットの故障で間違い無さそうです。

車両からECUまでの配線にオイルなのかクーラントなのか毛細管現象で配線をつたい濡れておりました。
ベンツではよく聞く話ですがBMWでは初めて見た事例でした。

新品ECUは20万円もします。
交換時は高度なプログラミング作業も必要となります。


今後の方針はお客様と相談しております。


これまで色々と面倒を見させて頂いたお車なだけに正直心苦しいです。



to be continued...

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