ポルシェ パナメーラ 970 クーラー修理　コンプレッサー交換　エキスパンションバルブ交換　レシーバー交換　故障診断　修理　エアコン修理　八千代市｜車検・点検・修理のグーネットピット

ポルシェ 970パナメーラ　クーラー修理のご依頼で入庫いたしました！

まずはクーラーが効かない原因を特定します。
テスターを繋ぎデータ確認を行うも、正常値、A/CコンプレッサーもONとして駆動しているようでした。

しかし、マニホールドゲージを接続し、圧力を確認すると、まるでコンプレッサーが停止しているような数値でした。



まずはコンプレッサーのマグネットクラッチON信号を確認するため配線図を頼りに故障診断を行っていきます。

測定箇所の特定ができたのでリフトアップしアンダーカバーを取り外すと・・・

何やら細かい部品がアンダカバー内から落ちてきました。
どうやらマグネットクラッチ部分の部品のようです、、



一旦落ちてきた部品はさておき、電圧測定。

PWM制御のようですので１２Vとはいきませんが、正常にマグネットクラッチON信号が入力されておりました！

破損して落ちてきた部品も加味し、測定電圧からもA/Cコンプレッサー本体の不具合がほぼ確定。


しかしながら、コンプレッサーロックによる故障も視野に入れ、レシーバードライヤー、エキスパンションバルブの交換も同時に行います！


諸々の部品ですが、本国オーダーということもあり、入荷までに２ヶ月くらいかかってしまいました・・




部品入荷後、早速修理を行います！

まずはインテークパイプを取り外し、ドライブベルト脱着、コンプレッサーを取り外します。

コンプレッサー取り外し完了！

新旧比較。

逆の手順で組み付けます。




続いてエキスパンションバルブの交換。（通称エキパン）
交換作業自体そこまで大変ではありませんが、カウルトップの硬化と固着が非常に厄介です・・・

エキパン新旧比較。

古いエキパンのノズル部分からはオイルと共に鉄粉が付着しておりました。



最後にレシーバー、ドライヤーの交換！

ヘッドライト、フロントバンパーを取り外し大掛かりな作業となります！

さらに分解を進め、やっとコンデンサーが見えてきます。

コンデンサー取り外し完了！

コンデンサー内のレシーバー、ドライヤーを取り外し交換を行います。




新旧比較。

右側の古いレシーバードライヤーには鉄粉がびっしりこびりつき真っ黒になっておりました！



エキパン、レシーバードライヤーの交換の判断は大正解でした。




全ての交換作業を終えたら真空引きクーラーガス充填を行い作業完了となります！！

作業完了後クーラー吹き出し口温度を測定するとキンキンに冷えるようになりました！！

この度は数ある中から当店をご利用頂き誠に有難うございました！！
今後とも小さい工場ですが何かありました際は当店をよろしくお願いいたします！

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