ポルシェ ボクスター 981 コンバーチブルトップ　動作不良　ラッチフック　故障診断　故障修理　八千代市｜車検・点検・修理のグーネットピット

ポルシェ 981ボクスター　コンバーチブルトップの動作不良の修理依頼で入庫いたしました！

オープンカーの醍醐味である幌の開閉不良は悲しいですね。


981ボクスターの場合コンバーチブルトップの開閉時にフックが連動してロック、アンロック動作が行われるのですが、
幌が閉まりきってもフックがロック位置まで動いてくれず、逆に幌を開けようとするとフックがロックしようと動き、引っ掛かってしまいまともにオープンにすらできない状況でした。

しかもメーターには「幌を停止位置へ移動」のメッセージが表示されっぱなし。

コンピューター診断を行い、ライブデータの確認を行います。

ライブデータを確認する限りだと、幌を動かすコンバーチブルトップモーターの内部位置センサー故障の可能性が非常に高い。

モーター交換となると、幌を取り外し、工賃、部品代共に高額な作業になってしまいます。

通常診断であればこのままモーター交換になってしまいますが。


こちらの車両、当店でずっと面倒を見させて頂いており、これまでに運転席、助手席ともに雨漏れをおこした経歴があったため、モーター交換に踏み切る前に各部を徹底的に点検する事に。

シートや内装、リアBCM等取り外し、各部を点検。

リアエンドエレクトロニクス（リアBCM）配線には問題は無く。
左側コンバーチブルトップモーターの配線やECUまでの導通も問題無く・・


最後に右側のコンバーチブルトップモーターのポジションセンサー配線を点検し、問題が無ければモーター交換に踏み切るところでしたが・・・・


赤丸部分、モーターポジションセンサー中継コネクターの配線に青サビが発生しておりました。
これは怪しい！

中継コネクターをなんとか引っ張り出し。

配線をゆすってみると・・・・





ポロッと断線！

コネクター内部で錆が発生し、接触不良を起こしておりました！

コネクター、ターミナルのリペアを行います！

リペア完了後、スイッチ操作を行うと・・



無事に復活！
幌のラッチフックも、オープン、クローズに連動し、しっかりロック、アンロックされるようになりました！

目障りだったメーター表示も無事に消え一安心。

これにて作業完了となります！



いつも当店をご利用頂き誠に有難うございます！
今後とも何かありました際は当店をよろしくお願いいたします！

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