アルトワークス　ミッションオイル交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

ワシヅオートセンターです

スズキ　アルトワークス（HA36S）です


ミッションオイル交換のご依頼で入庫頂きました

○で囲っているところが、ミッションオイルのドレンです

その手前にワイヤーが通っています　これ、AGSのセレクトレバーです

最近、エブリィやキャリィにリコールが出て少し話題になっているあれです


AGSって自動変速してくれるMT車というイメージ

車内はアクセルペダルとブレーキペダルだけで、AT車のようなシフトレバーなのですが

トランスミッションはマニュアルミッション

その間にAGSという機構がいて自動的にクラッチを切ってシフトチェンジしてくれます

日本車は少ないですが、外国車なんかではわりと使われている車がいます

僕も一時期、AGSの車を乗り回してた時期があるのですが

独特の走り出しとオートマなのにマニュアル車のシフトチェンジを勝手にされるので、初め運転すると乗りにくさを感じますが、慣れてくるとこれが癖になってきます

さらに、マニュアルモードにするとシフトノブを手前に引くとシフトアップ、奥（上）へ押すとシフトダウンなので（通常の車は逆が多い）レーシングカーのシーケンシャルミッション気分を味わえます

実は走りを楽しめるAGS　このAGSの走りがいい！というファンもいます　僕もその一人です

ただし、急な坂道発進は苦手ですので気を付けましょう

話がそれましたが、このセレクトワイヤーがドレンボルトの前にいるため工具が非常に入りにくいです

ずらして作業スペースを確保

フィラーはここです　先に緩めましょうね

ミッションオイルを抜き取ります

ドレンボルトは過去に少しぐずらしてしまっていたので、こちらで新品にさせていただきました

ちょっと豆知識ですが、スズキやニッサンのミッションやデフのドレンやフィラボルトって、写真右のように四角の差し込みになっていまして

長さが違うので遠近法で大きさが逆に見えちゃいますが

3/8のエクステンション(写真左)で回そうと思えば、回せちゃいます

3/8インチ≒9.5mmなんですが、実はボルトの四角は10mmなんです

10mmを9.5mmで回すのは可能は可能なのですが、工具の掛かりが悪かったりするとぐずらす危険があります

ドレンボルト用の10ｍｍ四角ソケットが売っています

やはり、10ｍｍに10ｍｍを使うのと、10ｍｍに9.5ｍｍを使うのでは工具掛かりの安心感が違います

DIY派の方にもおすすめ　ネットなんかでもいろいろ売っています

ちなみに僕は、こういうソケット類はko-ken派です

注入するオイルはMOTUL GEAR300

サーキットまで使える高性能オイルです

オイルを注入

全て戻しまして、最後にすこし試運転させていただき漏れが無いか確認

問題ないようですので、作業完了です

少しお時間が掛かってしまいましたが、店内でお待ち頂いてる間に作業いたしました

ご用命ありがとうございました。

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