袋井市から異音で来店トヨタ　カローラルミオン｜車検・点検・修理のグーネットピット

浜松市東区のトリックスターです。
ベルトが鳴いているのはわかっているが改善されないとご相談いただきました。
朝など冷えた状態だとキュルキュルとけたたましい音がして乗るのに抵抗があるということでした。
少し前にベルトは交換済みでその後も調整はしていただいてるとの事でした。
早速現車でチェックです。

今回の問題を抱えているのはこちらです。
ファンベルト君です。
ファンベルトが無いと走行時の発電が出来ない、パワーステアリングが効かないなど非常に重要な部品です。
パッと見るとベルトを引っ張る張力が強うように見えます。
何はともあれ外します。

外して新品と見比べると溝の深さが違います。
少し前に替えたにしては深いように感じます。
ベルトの状態の確認は出来ました。
次にオルタネーター（発電機）を駆動させて駒の部分をプーリーと言います。
この部分にベルトをかけて回転することで発電します。
そのプーリーの確認です。

この部品がプーリーです。
黄色でマークしているギザギザの部分ですが摩耗により鋭利になっています。
楕円のマークの部分には傷もあります。
傷や摩耗が多くなり鋭利な金属になるとベルトの摩耗ははるかに速くなります。
ベルトを張ってその場では良くてもすぐにベルトが削れて減ることで張力が減ることでベルトの鳴きの原因になります。
今回のようにプーリーに傷や摩耗による鋭利になった状態ではベルトをいくら交換しても事態は変わりません。
プーリーも交換です。

プーリーを交換してベルトの張力の調整です。
張力は黄色の丸の横のボルトを動かして調整します。
ボルトが右に行けば行くほど引っ張りが強くなりベルトが張られます。
今回の調整位置はボルトの位置ですが交換前のボルトの位置は傷をみるともっと右にあるのでかなり引っ張っていたことが想像されます。
強く張れば強く張るほど張力は強くなるので必要以上にかけてしまうとプーリーや他の部品に負担をかけていることになります。
何事も適量ですね。
今回はベルト・プーリーを交換して様子を見ていただいております。
数か月経過していますがベルトの鳴きの再発はないと喜んでいただきました。

些細な事でも構いませんのでお車の困ったが出来たらすぐにトリックスターへご連絡ください。
またのご来店お待ちしております。

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