キャンター　ブルーテックキャンター　エンジン始動不良点検、修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

キャンターの始動不良につてご相談を頂きました。

お客様のご利用時にセルを回してもエンジンか始動しない症状が出た様です。
入庫後は症状の再現が出来た為、スキャンツールでの診断を致しました。
燃料圧力不良のエラーが引っ掛かり、モニタリングでも燃料圧力数値が全く足りません。

ブルテックキャンターは燃料ポンプの動作不良が多くあります。特にダンプに多いです。

今回もやはり燃料ポンプ不良でしたが、新品交換は10万円以上掛かるため、カプラー内部の修正と手直しで対応いたします。

症状は接触不良となり、適切な修理で問題なく使用できる様になりました。

出来る範囲で精一杯の修理を行いました。様子を見てダメなら部品交換と言う流れでご説明をして返却いたしました。
2ヶ月が経ちますが今のところ「やっぱダメ！」の連絡はございません。

燃料圧力の不良が出ておりました。

溶けて変形したカプラーハーネス

焼け焦げてしまったカプラー内端子

カプラーを分解して端子の修正を行いました。

焼け焦げた端子も磨いてキレイにしました。

再発防止の為、ハーネスの取り回し変更と追加固定を行いました。

今回の様な症状が出る原因は車体の振動にから来るハーネスの揺れや弾みでハーネスが動き、カプラー内部で端子がON-OFFを繰り返してショート、熱を持ち端子が焦げてカプラーも溶けて変形する。と言う感じです。

ブルテックのダンプにお乗りの方は症状が出る前にチェックしておくと良しです。

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