ポルシェ　パナメーラ4S　ギヤが入らない　ミッション不調｜車検・点検・修理のグーネットピット

こんにちは！

メカニックのHです。
今回作業したのはパナメーラです。
前半の診断は社長がおこなったため写真がありません、、、( ;∀;)

ということで原因のかんたんなお話と作業のお話です。

エンジンがかかるがシフトを動かしても切り替わらないというのがスタート地点です。
診断機は専用テスターがありますのでそちらで診断を行い原因分析。辿り着いたのがPDK内部のセンサーASSYです。今回データ上、明らかにおかしかったのは油温の数値で冷感時に160℃ぐらいになっていたようです。他の方の事例などではシフトポジションセンサー不良という事例もあり、今回交換するセンサーASSYにはそちらも含まれるのでそのあたりがパナメーラのウィークポイントなのかもしれませんね。

ということで作業へと移っていきます。

まずはPDKオイルを抜いていきます。
ちなみにPDKオイルやリアデフオイルなどは定期交換推奨部分ですのでしっかり変えておくことでセンサーへの影響が出にくくなる可能性はあります。もちろんセンサー不良になってしまってから変えても復活！！とはまずならないのでおかしくなる前に定期的に交換。が結局お金がかかりすぎなくて車にもいいかと思います。もちろん変えたら壊れないという保証や変えなきゃ壊れると言い切れるものでもございませんが、、、そこは安心感と思っていただければ。

話を戻しまして、次にパンをめくります。パンは基本外すときは交換！ですのでこちらも今回交換します。

パンを外すと見えてくるのがバルブボディです。
この子がミッション内部で動くことで動いたり変速したりしてくれるのでとても重要なユニットです。今回は変える必要がございませんがとても高額かつ繊細な部品ですのでいつも以上に衝撃を与えないよう慎重に取り外します。

外すとやっとセンサーASSYが見えてきます。
ちなみにセンサーASSYに含まれるセンサーは今回壊れていた油温センサー、先ほどの話に出たシフトポジションセンサーに加えてスピードセンサーが付いてます。それとプレッシャーセンサーに繋がるカプラーの合わさったものとなります。

外したものがこちら

左側にある大きく見えているのがシフトポジションセンサーです。

新品がこちら。
全体像はこんな感じです。

後は外した順の逆で組んでいきます。

最後にパンを新品に変えたらオイルを充填します。
オイルはMOTULのDCTFを当店では使用しています。
補充は診断機の指示に従いつつ行い最後に校正をして完了です。

ポルシェの診断機も専用のものがございますのでなにかありましたらご相談ください。
もちろん、一般的なオイル交換も承っております(*'ω'*)

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