ハイエース オルタネーター交換 スパイダーキット交換 プロペラシャフト修理 KZH106 異音修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

世間は増税前の駆け込み需要！
と言いますが前回程の増税の駆け込みはないようにも思います。

今回の整備ブログは、増税前に大きな整備をして欲しいと依頼があり入庫しました！

こちらのハイエースです。
32万キロオーバーで今なお現役で動き続けている車です。
整備士としては長くこうやってメンテナンスをしながら乗っていただけることは嬉しいことです。
ずっと大切に乗っていただけるように修理してサポートさせてもらえればうれしい限りです。

新車から一度もオルタネーターを交換したことがなくそろそろ気持ちが悪いので、トラブルが起こる前に予防整備と言うことでオルタネーターを交換です。
運転席の座席を外したり、サイドブレーキを外したりしていきます。
これでエンジンが広く見えるようになりました。
元々ハイエースは整備性がよろしくありませんからね。

そしてオルタネーターを取り出します。
がその前にエアコンのコンプレッサーをずらして、その下にあるのオルタネーターを取り出します。

無事に取り外しまして、リビルト品のオルタネーターを組みつけていきます。
少しやりにくいですが、外すものをしっかり外していけばなんとかできます。

全て組みつけて、ベルトも再調整したのち、充電量等をチェックしていきます。
もちろん問題なくＯＫ。
お次はブレーキ鳴きがするということで見ていきます。
試乗したり調べていくと音の出何処が判明！

そう、フロントのプロペラシャフトからです。
確かにブレーキの音のようにも聞こえていましたがリフトアップしてプロペラシャフトを揺すると判明しました。
フロントプロペラシャフトのスパイダー部分が固着して、反対側がベアリングが砕けていました。
早速見積もりしてお客さんの連絡をして、『ＧＯ』サインを貰って進めていきます。
この距離乗っていますので前後ともにプロペラシャフトのスパイダーキットを交換していきます。
プロペラシャフトアッセンだとビックリするような高額になるのでスパイダーキットでオーバーホールします。
部品で片側1万円いらない程度ですからかなり費用は抑えられますね。

特にフロントが固着しているので取り外しに苦労しました。
なかなかスパイダー部分が外れてくれなくてフロントだけ3倍ほど時間はかかりましたが無事取り外せました。

新しいのを組んで行きます。
古いのはよく焼けていますね。
焼けた側はベアリングが粉砕しておりました。
新しいのを組み込んでいきます。
動きが新車のようにしっくりきます。
あと追加でリヤのスタビライザーもゴソゴソになっていたのでブッシュ類を交換です。

そして全て取り付けて完成。

整備後は何よりも走りが劇的によくなりました。
フルタイム四駆なのでプロペラシャフトの固着がなくなり、ミッションの力をしっかり伝達できるようになったので走りは見違えるほどよくなりました！

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