AUDI　A3　８PCAX　エンジン不調　その２　　シリンダーヘッド脱着　　輸入車修理・板金塗装・車検整備　伊丹　尼崎　宝塚　川西　西宮　神戸　豊中　大阪 お客様歓迎！｜車検・点検・修理のグーネットピット

前回　その１で
　
インテークバルブを　清掃し　圧縮がわずかに改善するも

症状が　かわりませんでした。

今回　シリンダーヘッドを　取り外して　確認します。

　
配線　ホース類を　取り外していきます。

　
タイミングチェーン式の　エンジンですので

チェーンを取り外しますが

タイミングベルト式と違い　特殊工具が　必要です。

　
カムシャフトを　規定の位置でロックする　工具です。

カムを　ロックして　チェーンを　取り外します。

　
カムシャフトを　取り外しました。

ロッカーアームを　取り外して

シリンダーヘッドを　取り外します。

　
ターボ　EXマニホールドを　取り付けたまま

ヘッドをおろしました。

３番の　状態を　確認すると　インテークではなく

エグゾースト側に　問題がありました。

　
３番の　EXバルブ（写真右上）が

完全に閉じていない　状態でした。

ここから　圧縮が漏れていたようです。

　
右側のバルブが　密着不良の　バルブです。

バルブの当たり面が　荒れているのが　わかります。

本来なら　バルブシートの打替え　もしくはシートカットして　バルブも交換ですが

今回は諸事情により　研磨　清掃し　しつこく擦り合わせて

機能回復させました。

左側２本は　今回取り外して　清掃しなおした　３番のインテークバルブです。
　　

　
バルブシールは　交換しました。

問題のあった　EXバルブも　なんとか大丈夫そうです。

　
インテーク部分も　できるだけ清掃しました。

　
シリンダーブロックも　古いガスケットを　取り除き

ヘッドガスケット　各部シールを　交換して

ヘッド　カムシャフト　タイミングチェーン　取り付けていきます。

組みあがって　圧縮を　再計測すると

すべてのシリンダーで　１２　まで回復しました。
（数値は絶対値ではなく参考値です）

　
試運転すると　エラーも出ず　振動も　おさまりました。

作業　完了です。


今回は　同業者のご依頼　また依頼主ご本人の車両　という

特殊な事情があっての　最低限の作業でした。

再発のリスク等　ご了承済みで　なおかつ作業期間も１ヶ月以上という

特殊な事例ですので　通常の作業ではないことを　ご理解下さい。


お客様から　同様のご依頼があった場合でも

保証の問題や　予算も高額になりますので

中古エンジンへ載せ替えを　お車の状態によっては　乗り換えをおすすめする事案です。

あくまでも　ご参考としての　作業実績とお考えください。



安堂寺モータースではメーカー純正部品以外で安めの社外部品や
リサイクル部品リビルト部品を使用して格安で修理、車検ができます。
お見積りの段階で交換しないと車検が通らない部品、そうでない部品など
明確にお知らせします、無理に交換を進めるようなことは当店では行いません。

お付き合いのあるお店で高額だと感じましたら
どうぞ当店にお問い合わせください。

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