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いつもご覧いただきありがとうございます。
日頃からご愛顧をいただいているお客様から、エンジン修理のご依頼を受け作業させていただきました。
ご愛顧いただいているご期待に沿えるよう丁寧かつ几帳面な作業でお客様に安心と安全をお届けしたいと思います。
最後までお付き合いください。

症状は走行中アクセルを生み込んでもトルクが上がらずエンジンが吹き上がらない。
大丈夫な時は何ら支障なく走行できるがたまに症状が出る。
実際にご入庫時も同席してもらい試運転をしてみたが快調でした。
OBDⅡスキャンツール診断を行ってもDTCの検出は無し
試運転を何度か繰り返すと症状が現れました。
この現象は間違いなくタービンの故障によるものです。

車を揚げ目視により点検。タービンからオイル漏れを発見しました。
純正新品ですと￥184,000ほどと高額なのでリビルトで対応します。

タービンを外すため廻りのパーツを取り外します。

外れました。
かなりオイル漏れがありインペラもオイルで塗れています。
おそらく吸気系回路にもオイルが回っているでしょう。

リビルトタービンに再使用するパーツを移植します。
ガスケット類は全て取り換えを行います。

スタッドボルトはダブルナット方式で移植。

復元して取り替え完了です。

レックスの施工と同時にエンジンフラッシングを行います。
エンジンオイルを抜き取り、フラッシングオイルをエンジンオイル規定量の3分の2を注入します。

この車の排気量は660cc。
本来は排気量の約10分の1ですが弊社では軽自動車にレックス溶剤を100cc点滴します。

注入箇所はスロットルバルブ以降のバキューム（負圧）にホースを取り付けます。

およそ30分かけ注入します。
注入時は常にアイドリングで施工します。
レックスの吸い込みが終わったらフラッシングオイルを抜きエンジンオイルを注入し、白煙点検を行います。
アイドリング・2000・3000・4000rpmとレーシングをし白煙が出てこないことを確認します。

たまにネット上で《白煙をモクモクさせて汚れが吐き出され綺麗になりました》的な
のを目にしますが、白煙が出るということは循環されておらず蓄積されてしまったものが
燃焼されているだけです。正しくは無煙でレーシングできる状態にすることです。

今回もレックスの能力を充分引き出し施工できたと思います。
施工後、スコープカメラを用いてシリンダー内部を撮影しました。
施工後300～500Km走行することで洗浄効力を発揮してくれます。

これで快適かつ安心してお乗りいただけると思います。
お客様に完成報告後、ご納車の際に画像を観ながら
作業内容の説明をさせていただきました。
ご用命いただき誠にありがとうございました。
愛車と共に素敵なカーライフを過ごしください。
今後ともお付き合いのほど宜しくお願い致します。
～お客様に安心を愛車に安全を～雅自動車工業
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