BMW 523i F10　タペットカバーパッキン取替え　リアハブナックル修理　ヘッドライト水滴修理　DBA-FP25　輸入車の整備・修理・車検・メンテナンス・パーツ持ち込み取付け・取替え・パーツ販売大歓迎！輸入車のお困り事なら雅自動車工業へ｜車検・点検・修理のグーネットピット

弊社創業当時からご愛顧いただいているお客様からBMW523iF10のリア左タイヤが後方にずれているため修理をご依頼いただきました。
長年お付き合いいただいているご期待に沿えるよう丁寧かつ几帳面な作業でお客様に安心と安全をお届けしたいと思います。
最後までお付き合いください。

確かにかなり後方に移動しています。
車を揚げると正規の位置に戻ってきます。
とにかく原因を探りましょう。

タイヤを外し目視診断をすると一目瞭然。
ナックルとロアーアームを繋ぐスタビライザーリンクのボルトが折れています。
金属疲労でしょうか。。。
このためナックルが後方に倒れホイールセンターがズレていたものと推測されます。

ディスクキャリパー・ローターなどを外しドライブシャフトを抜いてナックルを降ろします。

残ってしまったボルトのセンターに4.5ｍｍの穴を開けます。
アルミの削り出しのため酸素で炙るのは抵抗がありますのでガスバーナーで熱入れを施しラスペネを浸透。この工程を何度か繰り返し専用工具で抜き取りました。

ナックルが後方に倒れた状態で走行をしていたのでアッパーアームブッシュが損傷していましたので新品に取り替えを行います。

スタビライザーリンクのボルトを純正に取り替えようと思ったのですが納期がかなりかかります。
なかなか無いボルト（M12×75ｍｍ/P1.5）でしたがネットで検索しピッタリ合うボルトを購入しました。
全てを復元してアライメントを取り直し作業完了です。
しっかりセンターに戻ってきてくれました。
続きまして・・・

エンジンからのオイル漏れを修理します。
診断したところタペットカバーパッキンからの漏れと判断しました。

タペットカバーを外すためもろもろの部品を取り除きます。

VVTコントロールバルブモーターを取り外す際はモーター自体のロックボルトを外してから写真のように
トルクスを使い反時計回りにギアを回すと抜けてきます。

外せました。
カバーを抜き出す時にカウルトップ下に引っかかり出にくいです。
知恵の輪のごとくやれば必ず抜けてきます。

タペットカバーパッキンとVVTのガスケットを取り替えます。

外したパーツを復元しエンジンオイルを取り替えます。
使用するオイルはGLOUD EURO ACEA C3/SP 5W-30
規定量の5リットルを注入します。
OBDⅡスキャンツールでメンテナンスリセット。
これでオイル漏れが直りました。
続きまして・・・

ヘッドライトユニット内部の水滴除去＆対策です。
ドライヤーなどで乾かすのは埒が明かないので家庭用のファンヒーターを
ユニットに当て乾かしてしまいます。

ヘッドライトユニット上部に着けられている蓋を改良します。
写真のように穴を開けます。

開けた穴を覆うように通気性があり埃などを通しにくいものを貼り付けます。
弊社では塗装工程で使用するスコッチを加工しています。
これで水滴対策は万全です。

これで快適かつ安心してお乗りいただけると思います。
お客様に完成報告後、ご納車の際に画像を観ながら
作業内容の説明をさせていただきました。
ご用命いただき誠にありがとうございました。
愛車と共に素敵なカーライフを過ごしください。
今後ともお付き合いのほど宜しくお願い致します。
～お客様に安心を愛車に安全を～雅自動車工業
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