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お師匠さんからの紹介でクラッチオイル漏れでご入庫いただきました。
購入ディーラーに持ち込まれたようですがもうランチアは扱ってないとの事でお困りのようでした。

「デルタやるか？」と聞かれて長い事触ってないな～と思っていると3代目のデルタでした。
3代目のデルタでMTは珍しいなと思いつつバラしていきます。

初代に比べてめちゃくちゃ触りやすくなってますねｗ
最初にMTオイルを抜くと赤いオイルが出てきたのでAT？となったのですがどう見てもMT　でも出てきたのはATF…
専用オイルなのかと思い調べるも指定オイルは一般的なもので？？？な状態でした。
すごく久々にガレーヂ伊太利屋さんに教えを乞うも調べた内容と返答でした。
どこでATF入れられたんだろうか
MT側はフラッシングしてMTオイル入れる事で落ち着きました。

珍しい形のベアリングです。
レリーズレバーは無いのですね。
クラッチフルードがそのままベアリングまで来る構造でベアリング自体が油圧で動くと…
故障多そうだな

ミッションへの入り口はこの樹脂パーツ
エア抜きのブリーザーも樹脂パーツ
最近重要部位でも樹脂パーツが増えてるので気分的に怖いです。
当然交換です。
クラッチマスターからこの樹脂パーツまでの間のホースからもにじみが確認できたのでホースも交換。

もうここまで交換ならマスターも交換しておきたいとの事でクラッチマスターも交換させていただきました。

ペダルとの取り付け部のボール部がなかなか外れなかったので適当に工具作って入れ替えました。
一通り交換なのでクラッチ周りは気にするところは無いと思い各部を点検しながらくみ上げて終了。
フルードを入れてエア抜き作業中にいくら抜いてもエアが抜ききれないトラブル発生し何か間違えたかと思いましたが床が漏れたフルードでびちゃびちゃ…
接合部を見ても漏れてないので内部での漏れですね…

慌てて再度ミッションを下ろし確認すると

純正新品に交換したベアリング部からジャバジャバと漏れてました…
シールがはみ出てるので原因これだな…

がっかりしながら替りの部品が来るまで動かないのもなんなので最初についてたベアリングを取り付けまた組み上げて…結局都合3回の上げ下ろしとなりました。

テスト走行後ATFが入っていた事もあり再度オイルを交換して終了となるはずがこのタイミングでセルモーターがうんともすんとも動かなくなり追加で交換させていただきました。

何ともイタリア車らしい1件となりましたｗ

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