- エンジン関連修理・整備
- いすゞ フォワード
- 費用総額:316,140円
- 作業時間:3時間
2022年08月31日 17:04FSR34 フォワード エンジンチェックランプ点灯 ターボチャージャー交換作業
今回はエンジンチェックランプが点灯したフォワードの修理作業の紹介です。
チェックランプが点灯している状態なので、まずは診断機を使用してダイアグコードを調べたのですが…5つもダイアグコードが検出されました。
①システム電圧(12V系統)
②排気スロットルバルブコントロールソレノイド系統
③排気ブレーキコントロールバルブ系統
④ターボチャージャーブースト圧コントロール系統
⑤ターボチャージャーコントロールモジュール通信異常
こんなに沢山検出すると一瞬焦りますよね(+_+)
調べていくとこれらの機能に共通しているヒューズがあることが分かりました!
フロント左タイヤ後方にあるヒューズ・リレーボックス内にある【ECM10A】このヒューズが切れていました。
いくつもコードが検出された原因はこのヒューズ切れだと分かりましたが、では何故このヒューズが切れたのでしょうか…排気ブレーキ系統なのかターボチャージャーなのか…
このフォワードはターボチャージャーも電子制御されているのですが、見てみるとアクチュエータリンクがとても渋くなっていました。このアクチュエータのコネクターを外してから先ほどの切れていたヒューズを新品に取り換えてイグニッションスイッチをONしてみると…ヒューズが切れることなく、ダイアグコードも⑤ターボチャージャーコントロールモジュール通信異常のみ検出しました。
ということはこれが大元の原因でヒューズが切れて関連している他の機能のコードも検出していたということになります。
少しゴールが見えてきた気がしますね(*'▽')
さて早速ターボチャージャーの交換作業に移るわけなのですが、中型トラックのターボの交換は今回初めて経験したことでして…改めてみるととても大きいですよね。
取り外して見ると当然ですが普通車のターボとは比べ物にならないくらい大きいです。
重量も当然ですが重いので取り外す際は足に落とさないように慎重に持ち上げました!
新品のターボだと結構部品代が高額になるので、お客様と相談して今回はリビルト部品を使用することになりました!
取り付けの際も異物が混入しないように細心の注意を払って取り付けていきます。
取り付けが完了しました。
再度一通り確認作業をしてドキドキのイグニッションスイッチONです!
ヒューズも切れず、ダイアグコードも検出されませんでした。
ターボチャージャー・排気ブレーキともに正常に作動するようになり今回の作業は完了となりました。
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成19年 | メーカー・ブランド | いすゞ |
---|---|---|---|
車種 | フォワード | グレード | 強化ダンプ |
型式 | PKG-FSR34S2 |
費用明細
項目 | 数量 | 単価 | 金額 | 消費税 | 区分 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
ターボチャージャー | 1.0 | 250,000 | 250,000 | 課税 | 部品 | リビルト品 |
取り換え工賃 | 1.0 | 25,000 | 25,000 | 課税 | 交換 | 取り換え工賃 |
点検診断料 | 1.0 | 6,000 | 6,000 | 課税 | 点検 | 診断機使用料等 |
クーラント | 8.0 | 800 | 6,400 | 課税 | 整備 |
小計(課税) (①) | 287,400円 |
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消費税 (②) | 28,740円 |
小計(非課税) (③) | 0円 |
値引き (④) | - 円 |
総額(消費税込) (①+②+③) | 316,140円 |