- エンジン関連修理・整備
- ダイハツ タント
- 費用総額:17,930円
- 作業時間:1時間30分
2022年10月28日 17:03LA610S タント ウォーターポンプ交換作業
今回はタントのウォーターポンプの交換作業です。
お車の症状としてエンジンをかけるとエンジンルーム内からガラガラと異音がするというものです。今回はウォーターポンプからの異音でしたが、ほかのプーリーのベアリングが原因の可能性もありますのでエンジンに組みつけられているベルトを1本ずつ外して各プーリーを実際に触ってみてガタ等の確認をしました。
ウォーターポンプを触ってみるとガタガタの状態で、手で回してみると異音が確認されました。
原因が特定できたので交換作業に移ります。
まず水回りの交換作業なのでラジエータ下部の水抜き栓を取り外してクーラント抜いてしまいます。クーラントが流れ出している間にベルト2本を取り外しました。
次にウォーターポンプの取り外し作業ですが、ウォーターポンプの右下に組付けられているクランクプーリーを取り外して作業スペースを確保することにしました。
クランクプーリーを取り外した場所にクーラントが流れ込まないように養生しておきます。
次にウォーターポンプのプーリーを本体から取り外していきます。
こちらはボルト4本を取り外すと簡単取り外すことができました。
そしてウォーターポンプ本体を固定しているボルト4本を取り外しウォーターポンプ本体を取り外しました。
やはり多少残存していたクーラントが流れ出してきたのでクランクを養生しておいて正解でした。
取り外した部品と新品のものを比較すると感触が全然違いました。
古いものはゴリゴリとしていてガタつきも感じられました。
比較診断も完了したので新しい部品の組付けに移っていきます。
部品を組み付ける前に接し面をペーパーで均して綺麗にしておきます。
付属のゴムパッキンをズレの無いよう設置してから本体を組み付けていきました。
取付ボルトの締め付けを再度確認してもらい部品の交換作業は完了しました。
次に取り外した部品達を逆の手順で組み付けていきます。都度確認作業をもれの無いように行いました。
全体が組みあがりましたのでクーラントのエア抜き作業に移ります。
クーラントのエア抜き作業ですがエンジンルーム内のバッテリーの左側にエア抜き用のブリーダーがあるのでそこからクーラントが出てくるまでラジエータ上部からクーラントを入れていきます。1回目はブリーダーからクーラントが出てきたら1度エンジンを始動して数秒待ちます。その後エンジンを停止して再度ブリーダーからエア抜き作業をします。
クーラントが出てくる際にエアが出てこなくなることを確認したらしっかりと締め付けてまたエンジンを始動させます。
回転数を2,500~3000くらいに上げて暖気後ヒーターの風が温かくなることを確認していきます。
水温が上昇してラジエータファンがクーリングのため稼働・停止するのを2回確認出来たらエア抜き作業も完了です。
最後にもう1度漏れ等ないことを確認した後にクーラントのサブタンクを適量に補充して試乗に移ります。異常がないことを確認して今回の修理作業の全工程が終了しました。
これで安心してお車を使用していただけます。
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成26年 | メーカー・ブランド | ダイハツ |
---|---|---|---|
車種 | タント | グレード | カスタムX |
型式 | DBA-LA610S |
費用明細
項目 | 数量 | 単価 | 金額 | 消費税 | 区分 | 備考 |
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ウォーターポンプ | 1.0 | 8,700 | 8,700 | 課税 | 部品 | |
クーラント | 2.0 | 800 | 1,600 | 課税 | 部品 | |
交換工賃 | 1.0 | 6,000 | 6,000 | 課税 | 修理 |
小計(課税) (①) | 16,300円 |
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消費税 (②) | 1,630円 |
小計(非課税) (③) | 0円 |
値引き (④) | - 円 |
総額(消費税込) (①+②+③) | 17,930円 |