GNC27　セレナ　フロントハブベアリング交換作業｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回はセレナのフロントハブベアリングの交換作業です。
ガタつきは確認されなかったのですが、走行中にゴーッという異音が確認されました。
最初のお見積もりの段階でABSのセンサーも含めたお見積りを作成して案内しました。
フロントハブベアリングの交換作業時にはこのセンサーとナックルの接合部が腐食して結局センサーを破壊して取り外さなければならなくなるケースがあります。
なので最初のお見積り案内時に了承をいただいてからの作業にしました。
では早速交換作業に移ります。

まずハブをナックルから取り外すためにブレーキを分解していきます。
キャリパー・パッド・ブラケット・ディスクロータを取り外した後にハブのセンターナットも取り外してハブとドライブシャフトが腐食して固着していないかを確認します。
今回は固着していなかったです。
次にABSのセンサーを取り外す作業に移ります。
組み付けのボルトを外してナックルから切離するのですが、やはり固着して切離できない状態でした。新品のセンサーを準備しておいてよかったです。
今回のメインであるハブベアリングをスライディングハンマーを使用して取り外しました。
次は清掃と新品部品の組付け作業に移ります。

新品のベアリングの組付け作業に移行するにあたって、ベアリングとナックルの接点の錆を綺麗にしないと入りずらくて新品のベアリングに負荷がかかってしまいます。
まずナックル側の錆を落として綺麗にする作業から始めていきます。
ワイヤーブラシとサンドペーパーを使用してできる限り錆を落としました。
この作業と合わせてABSのセンサーの組付け部分もセンサーがスムーズに入るように清掃しました。これで各部品に負荷がかかることなく組付け作業が進められます。

新品のベアリングを組み付ける際にバックプレートも一緒に組み付けるのを忘れないように確認しつつ組付けます。
各ボルトを規定のトルクで締め付け再度確認作業もしっかりと行います。
ベアリングの組付けが完了したらABSのセンサーも組み付けます。
これで今回の交換する部品の組付けは完了です。
あとはブレーキを組みあげた後に試乗確認に移ります。

実際に試乗して部品交換前に発生していた異音がなくなったことを確認できました。
これで今回の修理作業の全工程が完了しました。

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