スズキ　DA16T　キャリィ　クラッチオーバーホール｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回はキャリィのクラッチオーバーホールのご依頼をいただきました。
お車の状態としてはレリーズベアリングから異音が発生している状態です。
ベアリングのみの交換も可能なのですが折角なのでクラッチも交換してくださいとのことでした。
早速交換作業に移ります。

まずミッション上部に組付けられている配線・シフトケーブルなどを取り外す作業をしていきます。シフトケーブルを留めているクリップを取り外すのにコツがいりますが再利用する予定なので慎重に外しました。
取り外した配線・ケーブル類は作業のスペース確保のため邪魔にならない場所へ寄せておきます。
次にプロペラシャフをリヤデフから切離してトランスファ側に留めておきます。
フロント側のプロペラシャフトも外してこちらはマフラー側に留めました。
ミッションを降ろすのに干渉するものがなくなったことを確認した後に降ろす作業に移ります。

ミッションを降ろしてレリーズベアリングを確認したところガタガタの状態でした。
手で回してみるとシャーッという異音が確認できました。
シャフトの部分を清掃した後に新品のベアリング・フォーク・スプリングを組み付けました。シャフト上でのベアリングの動きもスムーズになりました。
次にクラッチディスクとカバーの交換作業を行い取り付けボルトの確認を行った後にミッションを載せる作業に移りました。

ミッションを載せる際に周囲に組付けられている部品とを破損させないように目を配りながら慎重に進めていきます。
無事にミッションが載ったら初めに取り外した部品を逆の手順で組付けていきます。
全ての部品を組み付けたのちに再度二重チェックを行い交換作業は完了です。
最後にクラッチの遊びの調整を行い実際にタイヤを回してみて繋がりも確認して今回の作業の全工程が終了しました。

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