平成29年　DA16T　キャリィ　ヒーターモード　切り替え不良｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回ご紹介するのは平成29年DA16Tスズキ・キャリィトラックのヒーターモード（吹き出し口）切り替え不良の修理です。
現象確認するとベント（顔位置）からフット（足元）デフロスター（フロントガラス位置）まで切り替えレバーが行きません。切り替えワイヤーを外してモードフラップを動かしてみると固くて動かない・・・。と、思っていたら急に動いて切り替え可能に・・・。
　しかし、ザザザッ、ザザザッと変な音がします。もしかして・・。
確認すると、やっぱり。
以前にも経験があります。こぼれたジュース等が風の吹き出し口から内部へ流れていき、摺動部へ付着。夏場はエアコンを使用するため、冷えて固くなり、サラサラしていますが、ヒーターを使うと柔らかくなりベタベタ状態になって周りの壁に張り付き、動かなくなってしまう。無理にモードレバーを動かそうとしてワイヤーが曲がってしまい、吹き出し口の切り替えができなくなってしまう。というものです。
こちらの車もデフロスター部分からジュースらしきものが流れた跡がありました。
こちらです。

ヒーターケースの下から流れ出るほどこぼれたんですね。

ここにモードワイヤーが付いて切り替えします。

インストルメントパネルを外すとヒーターケースが丸見えに。
中に流れた跡がありますね。

ヒーターケースを分解します。
こちらがヒーターケース内で回転して吹き出し口を切り替えます。
こちらにもジュースらしきものがべったり。

上の写真のものがこちらのヒーターケース内部の壁にくっついてしまいます。

全部お湯で洗い流し、きれいにして組付けます。
ヒーターケースを戻し、インストルメントパネルを戻してこんな感じ。

あとはクーラントを補充し、クーラントのエア抜きをしました。
モード切り替えレバーもスムーズに動きました。完成です。

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