ニッサン　セレナ　パワースライドドア不調　モーター交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

「右側のパワースライドドアが開かない」との症状で入庫しました。
点検するとワイヤーが切れていて引っかかりがあるような感じで途中までしか開かない状態でした。
お客様と相談し、中古のモーターAssy交換となりました。
ワイヤーを切断してドアの開閉ができるようにし、交換作業していきます。

ドアの内張りを外します。
ドア側面のビスを外して「スライドドアインサイドハンドルエスカッション」という部品の取り外し。

ビスを外して内側に引っ張ると外れますが◯部のメタルクリップが固いので強めに引っ張ります。
PWのコネクタを外してエスカッション取り外し完了。

内張りは樹脂クリップで留まっているのでバキバキ引っ張って外します。
◯部にドアモーターが収められています。

ドアモーターワイヤーの端部はテールランプユニットを外さないと取れない為、テールランプユニットを取り外します。
ユニット内側の◯部にボルト、１番上の◯にクリップが付いています。

ボルトとクリップを外して後方に引っ張ると外れますが、ユニット外側の◯部クリップが固いので力が要るかも知れません。
画像では２箇所ですが、上にも１箇所、計３箇所クリップで留まっています。

テールランプユニットを外すとワイヤーのリア側端部部品(黒色)が出てくるので外します。
ツメで固定されているだけなので簡単に外れます。

ワイヤーのフロント側端部部品(灰色)も外します。

スライドドアリアローラー部にワイヤープーリーがボルト２本で取付されているのでこちらを取り外します。

モーターAssyの取り外し。
ドア内側の下部のボルト取り外しが必要です。

リリースアクチュエーターモーターも外します。

リリースアクチュエーターモーターを外し、カバーをよせるとスライドドアワイヤーのガイドを固定している手前のボルトが外せます。
奥のボルトを外してガラスのロアサッシュ(ガイドレール)も外します。
ここまで外すとドアモーターを固定しているボルトが外せてモーターが取り出せます。

下が取り外したモーター。
上が取付する中古部品です。
取付したら脱着部品を組み上げて元に戻します。
作動テストして問題が無ければ作業完了です。

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