トヨタ　20アルファード　ボンネット　フード　ルーフ　ピラー　リアゲート　塗装剥がれ　剥離　塗装　福島県いわき市｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回ご紹介するのは、トヨタ　アルファードの塗装剥がれの修理です。
20アルファード・20ヴェルファイアは、ボンネットからルーフ、ゲートにかけて塗装が剥がれるという事例が多発しています。
多発したことから、塗装剥がれについてメーカーでは保証の対象となっています。
今回も当店では、保証の修理を依頼されました。

剥がれの原因としては
＜一部の車種・生産期間のホワイトパールクリスタルシャイン色の車両において、塗膜を構成する中塗り塗料の濃度（顔料の量）が低く、膜厚が薄い場合、長期間にわたる太陽光と雨水の影響で、電着塗膜と中塗り塗膜の密着性が低下し、外的負荷（洗車機など）により塗膜が剥がれることがあります。＞
だそうです。
保証対象の条件はいくつかありますが、ほぼほぼの車両を保証してくれると思います。

再び剥がれてくることを防ぐ為に、まずは現状の塗膜を全て除去する必要があります。
その方法として、研磨して研ぎ落とす方法と剥離剤という塗膜を浮かせて剥離する溶剤を使うパターンの2つがあります。
ボンネットやルーフは面積も広い為、剥離剤を塗布し剥離をしていきます。
23回に分けて剥離剤を塗布していくと、完全に塗膜を剥離することが出来ます。
細かい所は、ペーパーを使い丁寧に研磨して塗膜を無くし鉄板まで出します。

剥離が完了したら、鉄板部分にプライマーサフェーサーを塗装します。
プライマーサフェーサーは鉄板に対しては防錆機能があり、さらに塗装の密着性を上げる機能や隠蔽性を高める機能のある塗料です。

こちらの写真はプライマーサフェーサーを塗装・乾燥後に、更に研磨をして表面を滑らかにしつつ足づけ作業を終え、上塗り塗装前の写真です。

ホワイトパールは3コートパール塗装となり、その名の通り下色→パール→クリアと3コートに分けて塗装していきます。
通常の塗装より1コート多いのでその分時間もかかります。

塗装完了です。
ここからしっかりと塗装を乾燥させて、磨き作業となります。
磨きも3行程に分けて、コンパウンドはバフを変えながら磨きあげます。

すっかり元通り綺麗になりました。
今後、色が剥がれてくることもありません。

今回の修理は保証ということで、お客様は無料で修理出来ますが、まだそれを知らないユーザー様もたくさんいらっしゃると思います。
たまに色が剥がれた車両を見かけると、声を掛けてしまいたくなります。
車としてとても品質の高いトヨタのお車ですし、高級車なアルファードですから、常に綺麗な状態でお乗り頂きたいなと1人の車屋として思います。
まだご存じない方は是非ご相談下さい。
少しでもお客様のお力になれるように、ご協力させて頂きます。

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