アイドルストップ後の再発進で息つき感　スパークプラグ交換　定期交換は大切？　スズキ：スペーシア｜車検・点検・修理のグーネットピット

お客様の不具合訴えに対して、修理出来たかの確証が弱く、様子見
となっていた作業をご紹介します。
（引き渡し後２ケ月以上経過し、現在は問題無い模様です）
車両はスズキ：スペーシア。ご相談内容は、
「信号待ちからの発進などで、一度止まってから発進する際にガクッと
感じる時があります。止まってしまうか心配」と。
お客様の運転に同乗して確認。走行加速などは普通です。丁度信号
で停止する事になり、アイドリングストップが作動中です。
ブレーキペダルを離し（始動）て、アクセルを踏むときに、
「このタイミングなんですガクッというの」と説明も頂きました。
お預かりして点検を行います。診断機での不具合コードや、データー類
にはこれといって不具合も見受けられません。
かろうじて感じとれた違和感は、試運転中の再始動後の初速に、一瞬
「失火？」したか？といったレベルです。
「基本はスパークプラグ」を念頭に、プラグを取り外してみます。
エアクリーナーボックス、イグニッションコイルと順に外します。

超寿命タイプのスパークプラグは、外観で劣化がわかりずらい場合
があります。（端子の材質で、ギャップの摩耗が少ない）
この車両のスパークプラグ定期交換・推奨時期は、走行６万㌔毎と
なっており、現在の走行距離は、８.３万㌔になっています。
お客様にスパークプラグの取替履歴を電話で確認。過去の記録簿も
確認させて頂き、新車から未交換の模様です。
見た目から、ここが悪いと、確実な説明はできませんが、経緯から
の予想のもろもろをお客様へ説明。
簡単にいうと、スパークプラグをまず交換して、様子を見ませんか？
といったご提案で、ご了解頂けました。
ＮＧＫ・イリジウムＭＡＸにて、３本取替します。

組み上がり後、試運転を繰り返します。
再始動後の「ん？」は感じなくなり、後はお客様より通常使用での
経過観察になっていました。
結果は、スパークプラグの劣化が影響していたと言えます。
余談ですが、
メーカーサイドが決めている定期交換時期には、何かしらの裏付けが
あるのでしょうね。