マフラー排気漏れ　溶接修理　補強材で加工　フランジを切除して繋ぎしました　ニッサン：マーチ　｜車検・点検・修理のグーネットピット

「修理方法は、どんなのがありますか？」とＴ様よりご相談です。車両はニッサン：マーチ。マフラーに排気漏れが生じて音が大きくなってます。状況はこちら↓↓

「他店でもお見積りしてもらいました」という内容は、マフラーのセンターとリヤマフラー２つを新品の内容です。ボルトで止めるフランジが前後とも腐食で薄くなり亀裂が入ってるので、見積はシッカリした内容です。この型のマーチに社外新品マフラーの設定は無いので、当店でも金額に相違はありません。（約￥７万位）
修理予算を抑えたいとご希望なので、中古（リサイクル）部品を検索し翌日ご連絡。良品の中古（センターとリヤ）が見つかり約４万円の修理上がりです。その他、フランジを切除し溶接で繋ぐ方法で約３万円、の内容で検討頂きました。
Ｔ様より、「家族会議の結果」でとご連絡頂き、溶接で対処する内容で受注です。
余談ですが、現在、マーチは息子さん（学生）の練習用にしており、就職して落ち着いたら自分の好きな車を購入するので、その繋ぎですとの事。ナルホドです。
では、早速リフトアップ。マフラーを取り外し。

マフラー・センターパイプ、リヤマフラー、の、それぞれのフランジを切除し、補強材を内側へ溶接。マフラーを取付けて、グルリ外周を本溶接の手順で。
フランジを切除したら溶接できる様に仕上げます。（錆が多いと付きが悪いです）
補強材には切れ目を入れて、パイプの径に合わせて調整が効く様にしてます。内側に使う場合だけでなく、外側に使用する場合でも有効です。

センターパイプ側へ補強材を仮固定（点付溶接です。ケースバイケースで）。
マフラーを一旦車体に取付て、センターとメーンの角度を調整して仮固定（点付溶接）。
マフラーハンガーから外して全体を下げて、グルリと本溶接します。
念の為、左右に補強のプレートを溶接し、耐熱塗装をして完成です。
今後、マフラーのどちらかが損傷した場合でも、切って繋ぐ事はできます。が、割高にはなってしまいます。（フランジがなくなりましたので）
Ｔ様のご希望は、１年～２年の持ちです。センターとリヤマフラーの状態からすると、その間は問題無くご使用出来ると予想できます。ご希望に沿えたのではないでしょうか。