エアコン不調　入ったり切れたりの「カッチンカッチン」　ガス圧検知不良　プレッシャーSW取替とフィルター清掃　トヨタ：パッソ｜車検・点検・修理のグーネットピット

「エアコン使うと何か変。ガラスの曇りも取れにくく感じる」とご相談です。寒い時期でもエアコンの「除湿効果」は重宝します。車両はトヨタ：パッソ。
時期的にガス圧が低く点検ハードルは上がってますが、症状から真っ先に思いつくにはエアコン（クーラー）ガス不足です。プレッシャースイッチが感知するギリギリの可能性があるので、一旦ガスを回収し、真空引きと規定量を充填。（回収170ｇに対し総充填330ｇ）
回収分が少なかったのでこれでOKと思ったのですが、結果はあまり変わらず・・・。
その様子はこちら　↓↓　※ノイズが大きく音量に注意下さい（スイマセン）

エアコンコンプレッサーのクラッチが、入ったり切れたりしている様子がわかります。
場所を移動（工場入口だったので）して点検。プレッシャースイッチ用の２Pコネクタをテストリードで直結。この状態だと正常に作動するので圧検知が悪いと判断できます。
新品のスイッチが届いたので交換します。パイプが曲がる可能性があるので、モンキーレンチで固定しながら緩めます。（バッテリーをズラして二人がかりで）

ガス充填で作業完了。となる筈でした・・・。
取替前よりは明らかに良いです。が、何となくイマイチな感じも。外気温が低いのでエアコン作動が切れ易いのはわかりますが、何となくです。
ガス圧検知が不具合の原因で間違いないので、もう一度ガス回収し、新品の圧力スイッチを取り外し確認していきます。（新品とはいえ完璧では無い場合も否定できない？）
圧力スイッチの動きを確認する為、サーキットテスターを繋いでガス回収。
ガス圧を抜いて行くと、導通からオープンへとスイッチは動いており問題は無いです。
配管側を覗くとフィルターに汚れがケッコウありました。これは！です。
アルミ粉＋オイル分な感じの色で、レシーバータンク（ゴミ取り）を通過してしまったコンプレッサーの摩耗カスなどですかね。
あくまで予想ですが、プレッシャースイッチの汚れ防止用だと思います。ここに汚れがあれば、ゆっくり変化する圧力であれば問題無いでしょうが、脈動がある場合にイマイチ追従できなくなる可能性もあるのではないかと。

ここのフィルターの清掃方法は、高圧側のパイプを取り外して行う、もしくはパイプ自体を交換する事が本来なのでしょう。が、
今回は、強行手段でパーツクリーナーを噴霧し、そうっとエアブロー。
配管内部にも若干のゴミは戻っていきますが、エキパン詰まりや、コンプレッサーが不具合を起こす程では無いと思います。
清掃後のフィルターは、網目がシッカリと見えました。
プレッシャースイッチを組付けて～の折り返しで。状況は？
エアコンの入る切れるが「これなら正常」になりました。
レシーバータンクの取替は行っていません。本来は～の修理内容をお客様へお伝えし経過観察となりました。