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2021年06月07日 17:11エアコン効き悪い 風が出ない エバポレーター目詰まり エアコンフィルターの大切さを感じます 本題は吹き出し切替がならない スズキ:キャリートラック
「まったく変わんね~」とI様より。吹き出し切替レバーをイジリながら説明頂きました。エアコン吹き出しがデフロスターのままです。車両はスズキ:キャリー軽トラック。農作物を契約スーパーに連日運ぶ、稼働が多い使い方です。他にもう一台、別メーカーの軽トラックを所有しています。
「これが直ってもどうせ風はポヤポヤ。スズキはダメだな~」と。風量最大でも、音だけウルサクて風が少ないと言ってます。これは後程「スズキは悪く無い」事が判明します。
エアコンの方式はマニュアル。原因は切替ワイヤーの留め具が破損した為です。ですが、そうなった理由があります。ユニット脇の切替を直に動かすと「ゴリッ」と感じます。中で何かが噛んでた?系で、そのままムリに動かした為に破損といった流れの様です。I様の前で切替をしたので、「えっえっ?今どこ触ったの?」と。この奥のココをこう・・・と説明。「ん~めんどくせー。いくら位かかるよ?」と。「ダッシュはずして・・・なので、4万位はかかっちゃうかな~」で返答。「なら直す」でご予約。日程を調整し、後日お預かりです。(吹き出し方向は、一旦、顔のままで)
では、ダッシュボードを外していきます。
ダッシュボードの脱着過程の中に、ヒーターコントロールパネルの脱着も含まれます。
案の定、ワイヤー留め部分が破損。ここは、接着剤などでは耐えきれないので、アッセンブリ交換で対応します。
オーディオ、ステアリングシャフト、メーター、などなど順次取り外し。ダッシュは完全に車体から降ろします。目標のヒーターユニットも車体から降ろす事になります。
ヒーターユニットの中に組み込まれてるヒーターコアに、エンジンからの冷却水が繋がってます。冷却水を抜いて、ヒーターホースも外すので、フロントバンパー、ラジエターは外しておきます。
ヒーターユニットを外して分解。中に小石?なのか泥系の埃があり、引っかかりの原因となってしまった可能性はあります。
余談ですが、
デフロスター部分からの異物(鉛筆やクリップ)の侵入や、糖分のある飲み物が侵入し内部の切替がペタペタになっても、同様にワイヤー不具合が起きてます。
全て外して、清掃、組付けます。
ここで折り返しの筈でしたが、室内を確認してると、
「エバポレーターの目詰まり」を発見。
この位置にはエアコンフィルターが装着されてる筈ですが、見当たりません。フィルターを抑える蓋は、そのまま・・・・ありますね。
ブロアモーター最大風量でも、ウルサクいだけで風が出ない理由はコレです。エアコンフィルターが装着されていれば、フィルター交換だけで復活したと言えますが、こうなったら外して掃除しかないです。
I様にご報告と相談。追加料2万円程度。でも、やるなら今です。
ご了解頂き、エバポレーターは清掃で対応する事になりました。
では、エバポレーターを単体にし、ブラシ洗いを行います。
エアコンガスを回収し、エバポレーターユニットを取り外し分解。
ぬるま湯と、歯ブラシでそうっと洗っていきます。「そうっと」です。ゴシゴシやるとフィンがつぶれます。流しながら行えば、力はいりません。
合わせ目のパッキン類は新品に。劣化したスポンジは、隙間風となって勿体ないです。
エアコンフィルターを新品装着。
次に風量不足を感じた場合は、フィルターを交換すればOKです。
折り返しで、本題のヒーターコントロールユニットです。
ワイヤーの取付が変更。ブロアスイッチ上側に防塵フィルムが増設など、バージョンアップされてました。
フロントバンパーの取付は、リフトアップで。
取り外しと取付は別物で、体勢によってキツかったです。
試運転で確認。
レバーの動作もスムーズで、吹き出し口の風量は、私的にバッチリです。
お引渡しの際、本題の切替よりも、風の出具合に「お~違う~」と。
ありがとうございました。
余談ですが、
I様の軽トラックは、車検でお預かりした事がありません。タイヤや油脂類メンテ、その他修理はさせて頂いております。(車検は農産物卸の、元締めさんが指定する自動車整備工場があるのでそちらにお願いしているとの事です)
当店は車検時(ていねいコース)に、エアコンフィルターの脱着清掃も基本内容に組込んでます。汚れていたら取替のご提案や、未装着でも取付出来そうな時はご報告を行うなど対応しています。
エアコンフィルターの有る無しで、風量が弱くなった際の整備内容(料金)がガラっと変わります。取付可能であれば、取付けお勧めな用品ですね。
現在は、大型トラックも装着できる様になってますよ。
対象車両情報
メーカー・ブランド | スズキ | 車種 | キャリイトラック |
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店舗情報
- (株)カーコンサルエコー
- 指定工場:第7266号
山形市付近でクルマのメンテナンスのことなら相談できる「くるまやさん」カーコンサルエコーです!
- 営業時間
- 月水木金土 10:00~19:00 / 日 10:00~18:00
- 定休日
- 火曜日 定休日:火曜日・祝日・第二土曜日
- 住所
- 〒990-2334 山形県山形市蔵王成沢字町浦474-4
- アクセス
- 国道13号線沿いヤマザワ成沢店様の交差点を曲がり東へ、つきあたりを右へ、当社があります
- 1級整備士
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- 2級整備士
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- 創業年
- 昭和 45(1970)年
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- 無料電話お気軽にお電話下さい!
- 0078-6056-1987
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今回は車検をお願いしました。車検整備の試運転中に足周りから異音がするとの連絡があり、原因としてはショックアブソーバーのナットが緩んでおり、その隙間から金属音がしているとの事でした。しかも、ナット部から錆が発生しており進行すれば最悪の場合ショックアブソーバーの切断及び交換が必要になる可能性がありました。今回は潤滑剤を塗布して頂きナットを締め上げて作業出来たとの事で一安心。随時作業内容を画像付きで詳しく説明して頂いたので非常に分かり易かったです。個人的な意見ですが、自動車整備士はドクターだと思っています。こちらの工場さんは名医揃いですね。自分の命を預けて乗っている自動車ですから安心して運転したいですからね。次回も何かあれば宜しくお願いします。
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車検と併せてスロットルボディの洗浄とFrスタビライザーブッシュの交換をお願いしました。いつもながら親切丁寧に対応して頂き、作業も文句なし!お値段以上ですね。費用も予想より安く済みました(^_^)v
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今回は、ハイエース社外品テールランプの配線が外れてしまい、持ち込みで対応してもらいました。他の業者では対応できず断られてしまい、カーコンサルエコーさんではこころよく受け入れてくれました。対応も丁寧かつ迅速で2日間での完成で驚きです。他にも、細かい汚れの清掃や、電装系の説明を丁寧に教えていただき、非常にありがたく感じました。また何かあるときは、お願いしたいです。
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