ブレーキランプ点灯しっぱなし（消えない）　ブレーキペダルを踏んでいなくとも・・・　ストップラバーが劣化で砕けました　クリップで応急代用です　ニッサン：アベニール｜車検・点検・修理のグーネットピット

「前回の車検からほとんど乗っていない。車検受けるか悩みました」と、いつもご利用頂いてるＳ様のニッサン：アベニール。普段の移動は、「仕事でも使用している軽バンで事足りてるし、現在の状況から出かけないし～」との事。車齢は経過しているが、乗れるだけ乗ろう、と大事に保管されてる乗用車です。１年以上ぶり？に道路を走行し、継続車検でご入庫頂きました。
受入検査でのチェック時、ブレーキ制動テスターからスピード、サイドスリップと、一通りの検査を行ってく過程で、ブレーキランプが消えてない事に気が付きます。
「ブレーキ離して～」の声がけに、「離してま～す」の乗車している整備士。同じ言葉をで２、３回繰り返し確認しています。もしかして？っと思い、運転席足元を見てみると、ゴム片が・・・・。あれか～のストップラバーの損傷です。集めた破片が冒頭の画像になります。
では、運転席足元から状況を確認します。

案の定、ストップラバーが無くなった事でスイッチは出っぱなし。原因はコレ。
ストップランプスイッチは、ロッドが常に出る（出ようとする）力が加わって（ＳＷ内部のスプリング方向で）います。ロッドが出た所で、スイッチ内部の接点がＯＮになり、ブレーキランプが点灯するっといった構造になります。
この車両は、同様のスイッチがもう１ケ付いてます。ここは車両（モデル）によって、オートクルーズのカットだったり、ＶＳＣだったり、シフトロックだったりのスイッチになりますが追及は致しません。ゴムが無くなってる事が本題です。
とりあえず、クリップ（プッシュリベット）で応急的な代用をします。
部品を分解せずに、スイッチとペダルの間に入れるには、ペダルを踏む（隙間を作る）必要があり、ポイントはエンジンを始動したまま行う事です。
ブレーキマスターバックのバキューム（エンジンの負圧）が無くなると、ペダルの踏み返しが硬くなり、ストロークも少なくなります。踏めば踏むほどです。
これは、何度か経験した知恵？ですかね。
早速、クリップを入れ込みます。

２ケショとも入りました。
それなりに狭い所で、ブレーキペダルを手で押しながらクリップを入れるのは、ナカナカの作業でしたが、無事完了。「ブレーキペダルを離せば、ブレーキランプが消える」の、当たり前になり、一先ずはオッケーです。
入庫した時に発生した不具合で、タイミング的に良かったです。