雪の重みでワイパーが変形？　ワイパー動かすと「ベチベチ」異音　ワイパーアームの角度変更で応急処置　フォルクスワーゲン：ゴルフ｜車検・点検・修理のグーネットピット

「ワイパーがおかしくなって～」とご連絡。ガソリンスタンドに聞いたら「輸入車用は規格が違うし在庫もしてない」って言われました～との事。当店でも在庫はしていません。「端っこが壊れてるので、まずは診てだけ下さい」とご依頼です。お車を確認。電話口の勝手な想像と違ってました。（ブレードのサイズ確認のみ？だと・・・）
前ワイパーを動かすと「ベチベチ」と左右で引っかかります。これではブレードの端っこが壊れていきますね。ワイパーの端をテープで巻いてあるのはご家族の知恵らしく、ナルホドと思いました。
こうなったキッカケを思い出してもらうと２日前位からオカシイ模様。土地柄かなりの積雪でしたのでその当たり？をお聞きすると、車の屋根に積もった雪がフロントガラスにドドドっとなった記憶があるそうです。重みがワイパーアームに掛かり、ワイパーリンクが曲がった？可能性と言えます。
即ご準備できる代車も無いです。が、ワイパーが無いと走行するのに視界がマズイです。とりあえず使える様に、アームの角度を変更で応急処置にチャレンジです。
一連の内容はこちら↓↓

運転席側のワイパーアームの角度が、明らかに下過ぎます。
ボンネットフードを開け、ワイパーアームをリンク支点から取り外し。
スプライン（セルフ）状のコマ分で角度を変えて取付けます。

運転席側の角度変更。これでOKかと動作確認。
ワイパーは絡まなくなりましたが、運転席のＡピラー近くまでワイパーの拭き筋が・・。
いくら応急とはいえ、乗上げはワイパーゴムが速攻ダメになります。ので角度NGです。
ではやり直しと、若干下げてみると・・・・絡みます。
なんで？？・・・としばし考え。助手席側のワイパーアームが上がってる気がします。
ワイパーリンクは左右で繋がってます。ので、両方の位置に影響しているんですね。
そうとわかれば早速、助手席側を下げて～両方イイ感じに取付。
動作確認でOK。なんとかなってホッとしました。
壊れたワイパーブレードは注文になります。
ただ、テーピング状態だと掃けが悪いので、曲げて応急。
応急処置でお客様へ引き渡し。「全然普通になってます～」と。

その後の処置に関しては、
ワイパーリンクは曲がってるでしょうが、使用に問題ないとの事でそのままに。
後日、ワイパーブレードが届いた所で交換が終わり、この事案は完了となりました。
新に取り付けたワイパーブレードは夏用です。山越えだったりの条件では冬用ブレードに敵いません。運転席側のみスノーブレードって選択もアリですよ。
余談ですが、
車の屋根に乗ってる雪が、ブレーキなどで前にドドドっとなった時、前が全く見えなくなる状況も予想されます。一瞬でも危険なので、車の屋根の雪おろしは走行する場合、お願いしたい所です。