用品の電源がたまに切れる・・。配線の繋ぎ方が引き起こした現象で、人災といえますね。スズキ：ジムニー｜車検・点検・修理のグーネットピット

社外メーター（水温・電圧・ブースト）やETCの電源が切れる時が・・。お車はスズキ：ジムニーＪＡ１１。Ｋ様が中古車で購入当時から取り付いていた装備になります。
助手席の足元で配線が束になってます。純正のオーディオ系から電源を取ってる模様で、電源をチェックするに結線をほどきます。その際、エンジンをかけたまま（不具合の再現性が欲しくて）作業。すると電源が一瞬ダウン。何？？コレかっと、ほどいた配線をイジイジすると、電源が落ちます。大元で接触不良箇所がある模様と予想できます。
その状況はこちら↓↓

振動で復活し、「ETCカードを入れて下さい」と、意図せず案内されると気味が悪いッスよね。
夜、一人のドライブ中だったら・・泣きそうになります。
では、電源をどっからとってる～っと、辿ってくと、繋ぎ方にビックリ。
私は初めて見る手法で、剥いた配線をギボシに一緒に突っ込んでる？模様。ギボシを引き抜くと、ポロっと２本の配線も取れてきました。他も要確認です。

アース系になる箇所で、スリーブに入れ込まれてる箇所も。
これだと後々、接触不良となります。といいますか、どれかが原因でなってます。
余談ですが、
メーカーの純正コネクター（端子）ですら接触不良を起こす場合があります。電気の通りが悪くなって（抵抗が増える）くると、熱を持ち、接触部分が焼けてきて～の、もっと抵抗が増えていく、悪循環となります。接点部分が冷えてる時は電気が流れ、熱を持つと途絶え、また冷えると流れる・・の繰り返しな不具合です。
なので、出来るだけ、しっかりカシメる、や、半田付けする、などが理想です。ただ、半田付けはガッチリとなりますが、付けた前後が硬くなるので、配線が動く様な箇所には避けたいです。場所と用途で使い分けが必要です。

ここも、ここも、と探って、合計６ケ所。接続の修理を実施。
最初に行った様に配線を軽くイジっても、電源が落ちる事は無くなりました。
K様は、トライアル競技に参加たっだり、練習で悪路をガンガン走行されます。今回の修理で一応、大丈夫な気がします。が、経過観察はお願いして。
今回、不具合が起きた原因となる取付（配線接続）方法は、動作確認のみならば否定できません。が、継続して使用した為、良くない事が起きました。
何年も動作保証をするものでは無いのでしょうが、不具合を作り出したと言えるレベルの結線だったので、人災になると思います。