オートバイ用ＬＥＤヘッドライトバルブで、コンパクトな「ライジングα」。チョット大きいだけでしたが干渉。端子を少し加工して取付。｜車検・点検・修理のグーネットピット

社外品を取り付ける場合、スペースが限られる場合が多々あります。今回は、オートバイのヘッドライトを、ＬＥＤバルブに交換する中で、ひと手間あった事案をご紹介いたします。
Ｈ４タイプでコンパクトの、気軽（価格と性能共にイイ）に取替をお勧めできる「ライジングα」。取付てお客様から「え～こんなんじゃ・・」となった事は無く、バランスの良い商品かと思います。スフィアライトの商品で、これより上位モデルもあります。が、寿命も倍以上とは言え価格も～です。
今回、アルファを選んだ最大の理由は、端子周辺（後ろ側）の大きさです。ヒートシンク（冷却機構）がボコッとあったり、ファンがあったら、確実に取付不能がイメージできるシールドビームタイプへの装着になります。
「多分付けられるハズです・・」に、Ｋ様は「やった～ＬＥＤ付けられる～」と喜んで頂いており、正直、若干の不安とプレッシャーを感じておりました。が、現実となります。
早速、ヘッドライトを車両から取外し。

ライト裏側のケース（カバー）を取外します。下側にビス１本。ケース上側は引っかかる構造になっています。
バルブ固定のクリップを外し、バルブ取替、ケース取付・・の簡単な流れのハズでした。
バルブのお尻寸法は、目視で１ｃｍ位長いか？ってレベルなので、大丈夫っしょ、が甘かったです。
後ろ側のケースを付けて～っと・・？？。２～３ｍｍ閉まりません。ムリヤリにビスで締め込んだら壊れる予感大です。
「マジか・・」。余りにも焦ってしまい、画像を取り忘れました。
Ｋ様の「やった～」に答えられるのか？です。
最悪は、コネクタを使わず、１本ずつ差す事もできますが、それはイマイチかな～です。

そういえば、コネクターとバルブに隙間があり、これ以上は差さりません。ただ、この隙間が無くなれば、ケースに収まる気がします。
では、バルブの端子とコネクターの隙間は、何故あるのかを検証していきます。
端子を引き抜くと、中間に出っ張りが。単体で差して確認すると、ココか～！です。
構造を考えると、出っ張りを潰しても問題ないと判断。すると、奥まで入る事がわかりました。
コネクターに端子を戻し、バルブに取付ると奥までイケました。し、ケースも違和感無く取り付けられ、ホッとです。

車両に組み戻し、作動確認。光軸調整をして完了となります。
体感的にも、ヘッドライトテスターの数値的にも、明るいです。
消費電力の話では、ハロゲンバルブは60/55W、ＬＥＤの場合は12Ｗ、です。
気のせいかもしれませんが、車両に付いてる、社外の電圧計（以前取付させて頂いた）で、エンジン始動（セルスタート）時にバッテリー電圧が下がった後、チャージされて１４V以上になる。その間隔が、早くなった？気が・・。
ＬＥＤの進化ってスゴイんですね～。