メルセデスベンツ　ML350（X166） AdBlue NOx 撤廃　プログラム （アドブルー・ノックスセンサー）｜車検・点検・修理のグーネットピット

福岡県のお客様より、グーピットネットをご覧になってお問い合わせ頂きました。
内容はエンジンチェックランプが点灯している。
メーターにエンジン始動不可との表示も出ている。
地元の業者さんに修理を依頼しても直らない。ディーラーさんに見積りしてもらったが、大変な金額が提示された。
との事。
お客様が加入されている自動車保険に確認した所、ロードサービス対応可能との事でしたので、こちらから特約を使い出動致しました。

自動車保険に代車特約も付帯されておりましたので、弊社のレンタカーもお持ち致しました。

ギリギリ間に合いました。
数日遅ければスターターロックが作動し、エンジン始動不可になる所でした。

他のお客様の予約もございましたので、作業にとりかかるまでにお時間頂きました。
まずは純正診断機にて、安定化電源も使用し故障内容をチェックしていきます。

純正診断機xentryにて診断及び前処理を行います。

前処理が終わりましたら、DME（エンジンコンピュータ）を車両から取り外します。

特殊なツールを使いコンピュータのファイルの書き換えを行います。

エアマスのエラーも拾っておりましたので、お客さんに了承頂き交換します。

バックアップバッテリーも交換します。

試運転を繰り返し異常の検出も見られませんので、これにて作業完了です。



今回の修理の一部は、「修理です」とは言えない作業だと思っています。NOxセンサーにしてもAdBlue関連の部品にしてもかなり高額である上に、長期欠品が続く中で直したくても直せないトラブルになります。それをプログラムで少し「調整」してあげるというものです。
こんな状況下でチェックランプが付いたまま乗り続けることで怖いのが、点灯している原因や内容を把握しているけれど、他の重大なエラーを見逃してしまうことです。
敏感に反応する所を少し調整してあげることで、重大なトラブルが生じた際にはきちんとドライバーさんにお知らせしてくれるという、本来あるべき「エンジンチェックランプ」としての機能を取り戻す作業です。
こちらの作業を希望される方は、この内容をご理解いただければ幸いです。

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