BMW X6 E71 フロントショックアブソーバ交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

いつも来て頂いているお客様より
「左前からゴトゴトと異音がする」とご用命を頂きBMW X6が入庫いたしました。

車高上げに大径タイヤ装着
３Ｄプリンターでのオリジナルワイドフェンダー使用のBMW X6(E71)です。
とてもカッコイイ仕上がりになっています。
点検を行なった所、左フロントショックアブソーバのアッパーマウント部のゴムブッシュが破損しており大きなガタがありました。
早速交換部品を手配しますが、この車高調は自社で取り付けていないのでメーカー不明です。。。
メーカー刻印も無いのでどうしようか悩んでいたところアッパーマウント裏に生産時のロット番号が刻印してありました。
それを手掛かりに調べると「ＸＹＺ製」と分かり部品発注をしました。

後日部品が届き交換作業の開始です。
まずは下からショックを固定している部分を順次外していきます。

次は、エンジンルームからのアクセスになるのでカウルトップをすべて取り外しアッパーサポート部分へのアクセスを作ります。

アッパーが見えれば後はショックを固定している13mmのナットを外していきます。

無事ショックが外れました。
元からついていたショックと新しく手配したXYZ製BMW E71用車高調です。

メーカー特定の手掛かりとなった生産ロッド刻印です。

車高調の全長を元々ついていたものと合わせるため回していると途中で違和感に気づきます。
足の長さが違う....
XYZ製なのは間違いありません
メーカーにもE71用は一つしかラインナップがありませんでした。
もしかすると足の部分だけ特注かもしれません。。
短い足でも元々ついていたものと同じ長さにすることは可能ですが、ネジ山が3cm弱しかかかりません。
3cmのネジ山で車両重量2200kgの車体をバンプ時の荷重込みで耐えられるとはとても思えません。
すぐにお客様へ連絡し事情を説明した後旧車高調の足の再使用の承諾を得て
足の部分のみ旧部品を使う事になりました。

旧品は錆で塗装が浮いたりしていたのでこのまま取り付けるとクリアランスが出来て
最悪取り付け部の抜けの原因となりますので
しっかりとサンドペーパーで余計な部分を落として軽く再塗装してから取付します。

無事取付完了しました。
取り付け後走行テストにて異音、車の挙動の確認
ハンドルセンター確認、トーの調整をして作業完了となります。

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