トヨタ クラウン 燃料漏れ修理（燃圧センサー）｜車検・点検・修理のグーネットピット

トヨタのGRS200系のクラウンを車検でお預かりしました。

通常点検終了後ものすごくガソリン臭いことに気づきこの手のGR系エンジンでリコールにもなっていた燃圧センサー付近を見るとガソリンが漏れた形跡がありました。
エンジン始動時確認するとポタポタと滴下しています。
GRエンジンは４GR,３GRが筒内噴射で２GRが筒内噴射＆ポート噴射方式です。
このクラウンは３GRですので筒内噴射のみですが、筒内噴射の場合通常のポート噴射エンジンに比べ高圧ポンプで燃圧をとても高く上げているので漏れ出すと一気に大量に漏れ出しとても危険です。

お客様に事情を説明し、さっそく作業に取り掛かります。

燃圧サンサーにアクセスするにはサージタンクをまず取り外します。

次にインテークマニホールド＆SCVを取り外します。

この先は燃焼室内になるので異物混入防止の為しっかりと養生テープにて吸気口を塞ぎます。

赤い印の位置が燃料漏れ発生個所になります。
燃圧センサーのみの単体補給は無いのでフューエルデリバリパイプAssyでの交換となります。
外したいデリバリーパイプは右バンクですが、左バンクのデリバリーパイプを外さなければ右バンクのデリバリーパイプは外せないので左右外すことになります。

左バンクのデリバリーパイプを外しました。
インジェクターも同時取り外しになりますので衝撃など与えないように注意して取り外します。

燃料漏れが発生しているデリバリーパイプを取り外しました。
新しいデリバリーパイプにインジェクターを移植し同じ手順で戻していきます。
途中圧着式の高圧パイプを取り外しますが、再使用不可ですので新品に取り替えます。

すべて組み上げ後しっかりと燃圧をかけ漏れをチェックします。

漏れや、作業ミスがないことを入念にチェックし作業完了です。

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