- エンジン関連修理・整備
- 作業時間:4時間
2021年05月28日 19:22ホンダ アクティ オーバーヒート修理
今回はアクティのオーバーヒート修理です。
実はこのホンダのアクティなんですがエンジンが熱に非常に弱いことで業界では有名です(汗)
軽いオーバーヒートのうちにすぐに冷やして水を足したりと早めの処置をすると問題ないのですが…無理をさせるとヘッドガスケットがダメになったり下手をするとシリンダーヘッド自体が歪んだりと、高額な修理になってしまう場合がありますので皆様も充分にお気をつけ下さい。
さて、オーバーヒート等の故障診断で先ず行うことは水をしっかりと補充したうえで水の流れを見ます。
何故なら…
①漏れによる冷却水不足の可能性
②補充不足による冷却水不足の可能性
があるからです。
確認してみるとどうやら水の流れが悪そうです。エア抜きもまともにできません。
そこでサーモスタットかウォーターポンプに原因があるかもしれないと推測をたて取り外して確認して見ました。
アクティはサーモスタットを取り外すとウォーターポンプの点検が出来ます。
どうやらウォーターポンプは問題なさそうです。
次にサーモスタットを空き缶(少し大きめがオススメ)などに入れて煮ていきます。温度計を見ながらバーナーで強制的に温めます。ほとんどのサーモスタットは皿の部分に開く温度が刻印されています。
79℃でしたので80℃くらいまで温めます。
すると80℃越えても開く様子がありません。その後90℃越えたあたりで開いてきたのでサーモスタットの故障で確定です。
故障の原因は判明しましたが今回はヘッド抜けの可能性もありますのでそこも確認していきます。
先ほどのサーモスタットを外した状態でもう一度水を補充してエア抜きをしてみます。今度は問題なくエア抜きもできました。
そこで登場するのがCO,HCテスターです。
本来の使い方は……
このようにマフラー出口に挿して排気ガスを点検しますがこれを……
このようにして排気ガスが混じってないか点検します。
ヘッド抜けがある場合はテスターに排気ガスの数値が表示されます。
2~3分テスターを入れていましたが反応無し!ヘッドは抜けていませんでした。時間はかかりますが確実な整備が行えます。
あとはサーモスタット、ついでにラジエーターキャップも交換して冷却水を補充して終わりです。
ちなみにエア抜きするときはこの3ヶ所のブリーダーからエアをある程度抜いてから作業します。アクティはエア抜けづらいでも有名です(笑)
サーモスタット、ラジエーターキャップの交換だけで無事に修理完了しました!K様また何かありましたらいつでもご相談ください。ありがとうございました。
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