【岐阜　シトロエン専門店】５人乗りc4ピカソ　クラッチ交換等｜車検・点検・修理のグーネットピット

岐阜市のフランス車専門店　株式会社マルナカです。
並行輸入車五人乗りのディーゼルシトロエンc4ピカソはエンストとESP faultとbraking system faultの修理です。
エンストは不定期ですが、ESP faultは常時点灯してます。

この車に日本で何人が乗っているか分かりませんが、個人的に学びの多い事案でしたので共有いたします。

ダイアグ診断の結果はECUとESPにそれぞれ通信エラーが入っていました。当初はハーネス断線かコンピュータを疑いました。
全ての不具合が同一の要因である可能性が高いです。
症状としてはエンスト後に5分程度時間をおいてクランキングすると再始動できるようです。

過去の経験からBSMを交換し一旦納めましたが、3週間ほどでエンスト再発。
再入庫の際にお客様からのご用命でクラッチ一式の交換をしました。

トランスミッションを下ろしたついでに、EGRバルブも同時に交換。
組み上がるとなぜかESP faultもparking brakeのfaultも消えました。

不思議に思って本国のサイトで検索すると、EGRバルブの故障でESP faultが点灯する模様。
ただのバグでしょうが、世界的に話題になってました。笑

1週間かけて100kmほど試乗しましたが、シフトショックも解消され快調そのもので一安心です。
EGRが開きっぱなしになってエンスト、その後バルブが閉じるまでクランキングしても再始動しなかったものと予測しています。

今回は並行車で日本に未導入の車両のため情報が少なかったですが、オーナーさんの熱意でなんとか修理を完了できました。
ご用命ありがとうございました。


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