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BMW3シリーズのお客様から水漏れでの修理ご依頼です。
水が減った警告が出て、補充のために入れても下からジャバジャバ出てきてしまうとのこと。

走行は心配ですのでロードサービスにて入庫いただきました。

上から見てもリフトアップして下から見ても、なかなか漏れの箇所が分かりませんでしたが、ホースレイアウトを確認していくとエンジンからクーラントサブタンクに戻るラインのインテーク下のホースが折れていました。

取り外した後の写真ですが、ポッキリ折れていますのでこの状態では水を補充してもジャバジャバでてしまいますね。

交換には各部品の取り外しや、オルタネーターをずらしたりしながらスペースを確保する必要があります。

スペースがとれるとこの差し込み部分が見えてきます。
取り外しは楽ですが、取付にはすこし難儀します。

新旧の部品の比較ですが、配管が長いため振れに耐えられず割れてしまうのだと思います。
新しい部品は少しレイアウトが変わっているのと、干渉させて振れを止めるためでしょうか。ゴム部品が追加された対策部品となっています。

部品交換後はクーラントの補充とエア抜きを行って完成です。
後期型のエンジンは冷却が２系統あります。
それぞれエア抜きの手順がありますので工程にしたがって作業を行い、試走をしたのち納車させていただきました。

今回の修理は予兆もないため、ある程度の距離や年式での予防整備も必要かもしれませんね。

いつもご利用ありがとうございます。
この度はご依頼ありがとうございました。

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