1999年に発売されたトヨタの「グランドハイエース」は、同社「グランビア」を兄弟車に持つワンボックスカーです。上級志向ユーザーのニーズに応えられるように開発されており、「ラグジュアリー&フォーマル TOP OF キャブワゴン」がコンセプトとして据えられています。このクルマは、前輪が運転席よりも前に配置されており、ボンネット下にエンジンが搭載されていることが特徴となっています。また、シートについては、フロントシートの座面からサードシートのシートバックまでフラットにできる他、セカンドシートとサードシートを対面にすることも可能です。なお、この車両には、欧州向け仕様の「グランビア」のロングボディをベースにしたモデル「グランドハイエース特装車」があり、主に消防指揮車やキャンピングベース車として供給されていました。2000年4月発売モデルについては、「G エアロストームエディション」「G Xエディション」などのグレードに加え、特別仕様車として「G Lエディション」がラインナップされており、それぞれにガソリンエンジン仕様とディーゼルエンジン仕様が用意されています。また、このモデルは、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルト、デュアルエアバッグ、ABSなどの安全機構を全車で標準装備しています。そのほか、このクルマの特別仕様車には、2001年8月発売モデルにラインナップされた「G プライムセレクション」などがあります。※記載の文章は、2018年11月時点の情報です。