スクープ
更新日:2022.06.30 / 掲載日:2022.05.31
日産スーパースポーツ・GT-Rフルモデルチェンジ。最後のガソリンターボとして登場か!?

日産のプレミアムスーパースポーツ・GT-R。このGT-R次期型の情報を入手したのでお届けしよう。現行型GT-Rは、2021年8月にNISMO、9月に標準車の2022年モデルがそれぞれ発表されたが、あっという間に注文台数が予定販売台数に到達し、オーダー終了となってしまった。
R35型となる日産GT-RはスカイラインGT-Rの2007年10月にデビューした。マルチパフォーマンス・スーパーカーをコンセプトに、専用の新開発プレミアム・ミッドシップパッケージを採用。このシャシーはGT-R専用で、クラッチ、トランスミッション、トランスファーを車両後方に移動させ、リヤファイナルドライブと一体化した「独立型トランスアクスル4WD」を採用した。

搭載されたパワートレーンはこれも専用開発の3.8LV6ツインターボの「VR38DETT」と2ペダル6速DCTである「GR6型デュアルクラッチトランスミッション」を採用している。「VR38DETT」エンジンはモデルライフの中で、どんどん最高出力/最大トルクともにパワーアップされており、デビュー当初は最高出力480PS/最大トルク60kg・mだったが、2022年モデルの標準車で570PS/65.0kg・mまで向上している。さらにピュアスポーツモデルでNISMOのチューニングが施された「GT-R NISMO」の2022年モデルは、600PS/66.5kg・mまで高められた。

では、次期型GT-Rはどうなるか!? 電動化されるとか、ピュアな電気自動車として登場するとか情報が錯綜しているが、ズバリ! 現行型をベースにフルモデルチェンジを行うという新型「フェアレディZ」と同じ方法で新型GT-Rが開発されているという。
新型「フェアレディZ」は新しいエクステリア/インテリアデザインの採用と搭載エンジンが3.7LV6・NAエンジンから3.0LV6ツインターボエンジンに換装した以外ほぼディメンションはこれまでのZ34型と変わらないビッグマイナーチェンジといった内容だ。次期型GT-Rもこの手法を使い、プラットフォームは現行型GT-Rを踏襲し、エクステリア/インテリアを一新。3.8LV6ツインターボエンジンや「GR6型デュアルクラッチトランスミッション」は改良して搭載するという。

3.8LV6ツインターボエンジンは新型GT-Rの標準モデルで600PSまでパワーアップし、当然設定されるであろう「GT-R NISMO」は650PSあたりを伺うパワーアップになるだろう。インテリアについても、現代のプレミアムスーパースポーツらしいデザインに、大画面液晶を採用した最新のインフォテインメントシステムが搭載されるはず。


気になるデビュー次期は2023年後半の模様で、内燃機関、ガソリンターボ搭載のGT-Rとしては、次期型GT-Rが最後になる可能性が高い。