トヨタ　カムリ　70カムリ　カムリハイブリッド　電動ウォーターポンプ交換　ウォーターポンプ交換　ハイブリッド　HV　HEV　AXVH70｜車検・点検・修理のグーネットピット

皆様こんにちは！
三重県四日市市にあるCar Service GRAVITYです。

今回は、トヨタ カムリ（AXVH70）をお預かりし、電動ウォーターポンプ交換を行いました。
お客様からは、「エンジンチェックランプとハイブリッドシステムチェックの表示が出て、走行中に車両が停止してしまった」とのご相談をいただきました。
このままでは走行が困難とのことで、弊社にてレッカー出動させていただきました。

さっそく車両を診断したところ、エンジンチェックランプが点灯しており、ハイブリッドシステムチェックという警告表示が確認できました。
このような症状が見られる場合、原因箇所を特定するために、DTC診断機を使用して、ECUからエラー入力の確認を行います。
弊社、AUTEL社製診断機を常備しておりますので、ご安心ください。
診断の結果、「電動ウォーターポンプ異常」の入力が確認されました。このエラーコードから、エンジン冷却系統にある電動ウォーターポンプに問題がある可能性が高いと判断しました。
ガソリン車はベルトやチェーンにてウォーターポンプを駆動していますが、今回のようなハイブリッド車は、モーター駆動のウォーターポンプを採用しています。

電動ウォーターポンプは、エンジンの冷却を担う重要な部品です。
正常に作動しないことで冷却が不十分となり、エンジンに悪影響を及ぼします。
最悪のケースがオーバーヒート、エンジンブローですね…

まず、冷却水を排出し、インテークマニホールドを取り外して作業スペースを確保します。ウォーターポンプ本体を取り外す際には、周辺のパイプやケーブルが干渉しないよう慎重に作業します。

電動ウォーターポンプを取外しました。

サーモスタットがウォーターポンプに付いている為、こちらを新品ポンプに付替えます。
ガスケット取付面の清掃を入念に行います。
ガスケットは新品を使用します。

新品の純正電動ウォーターポンプをエンジンに取り付けます。
全ての部品を復元後、冷却水を規定量と規定濃度で補充し、エア抜き作業を実施して冷却系統内のエア抜きを実施しました。
この際のエア抜きは電動ウォーターポンプ特有のやり方があります。
診断機を接続し、電動ウォーターポンプを強制駆動することができるので、冷却水をエンジン内に満たした後、強制駆動して第一段階のエア抜きを完了します。
その後、エンジンを完全暖機し、サーモスタットが開き、ラジエーター電動ファンが回ったらエンジンを止めて、冷まします。
冷め切ったら再度冷却水量等チェックして完了です。

交換作業が完了した後、診断機を再び使用し、トラブルコードを消去したうえで再入力がないこと、エンジンチェックランプとハイブリッドシステムチェック表示が消えたことも確認し、試運転を実施した結果、冷却系統が正常に作動していることがわかりました。
これにより、車両は元通りの安全に走行できる状態に復旧しました。

今回の作業時間はおおよそ4時間ほどで完了し、工賃は45,760円、部品代は23,568円となりました。

万が一、ご自身の車両でも類似の警告ランプ表示や不調が見られる場合は、ぜひ当店へお問い合わせください。
トヨタディーラー出身の整備士が、適切な修理をさせていただきます。お困りの際は、Car Service GRAVITYまでぜひご相談ください！

パンク、バッテリー上がり、チェックランプ点灯等、様々なおクルマのトラブルに弊社は対応しております！
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