トヨタ　ノア　X　（ＣＢＡ－ＡＺＲ６０Ｇ）のバッテリー交換、右スライドドア(閉まりきらない) 修理､左スライドドア（開かない）修理 ｜車検・点検・修理のグーネットピット

トヨタ　ノア　Ｘ　ＣＢＡ－ＡＺＲ６０Ｇ　の修理作業のご紹介
となります。
当店リピーター様で、走行距離は　113000キロとなります。
最初のご要望事項は、バッテリーが上がっているため、交換依頼で
ありました。
出張で交換に伺い、交換して、パワーウインドウが全席オートなので、
初期設定を実施するため、全席を開けてパワーウインドウのメイン、サブスイッチ
を押すのに、右スライドドアは開けても　閉まり切らない、
左スライドドアは、全然開かない症状があり、このままでは半ドア状態に
なるため、お預かりさせて頂く事となりました。

バッテリーは、経年劣化であったため、交換で良かったのですが、
スライドドアは修理作業が必要です。
調べてみると、右のスライドドアが閉まりきらない原因は、

上下とセンターにレールがあり、そこをローラーによって
作動するのですが、センターのローラーにがたが多いようでした。
横方向のガタが、特に多かったです。

こういったローラーの部品となります。
この箇所の部品は、ステーが付いた単品設定があるため、
交換させて頂く事になりました。

この右のセンターローラーを交換にあたって、
右テールレンズとリヤフェンダー上のパネルを外して
いきます。
このパネルは、ほとんどが樹脂のピンでぱちんと
固定されているため、樹脂のピンが割れないように慎重に
作業していきます。

新旧　並べてみると、ローラーの劣化具合が確認出来ますね。
以前　他車種で、パワーウインドウのレギュレーターで、
ガラス側の樹脂のボールの不具合で、がたつきがあり
この修理とよく似た案件がございました。
縦方向のローラー（大きい方）の個別での単品の部品設定はございましたが、
この横方向（小さい方）の個別での部品設定が無いため、設定が欲しい所ですね。

交換により、極めてスムーズな作動、閉まり具合を確認出来ました。
左側のスライドドアの開かない原因は、1番後ろの（3列目の）リヤガラスの
外周のゴムパッキンの浮き上がりによって、スライドドアがゴムパッキンに接触
していて、開かなくなっておりました。
対策としてガラスを新品交換するか、現状のゴムパッキンを削るかになり、
コストの関係で、削る加工作業にさせていただきました。
この当時の、ノア・ボクシーでは、多い不具合だそうです。

念のため、左側だけでなく、右側も少しゴムの浮きがございましたので、
対策として少し削っておきました。
これで、左右のスライドドアの作動は、良好になりました。
今後のため、グリスアップ作業もしておきました。
以上、整備作業完了いたしました。
このトヨタ　AZR60ノアX　末永くお乗りいただければ幸いです！
H様、この度も当店株式会社ピットイン鯉城商事　速太郎呉店
へのご入庫誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

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