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LR　ヴェラール　バランスシャフト交換【前編】

エンジンよりガラガラ音がするとのことでご入庫頂きました。
アイドリングにガラガラ音、アクセルを吹かすとモーターのような回転音が発生しておりました。

この型のヴェラールではバランスシャフトから発生している場合が多く、弊社で診断した結果もバランスシャフトの交換が必要となりました。

バランスシャフト自体はシリンダブロックを前後に貫通している構造になっています。
海外のサイトなどではエンジンを降ろして交換していることが多いですが、費用が高くなってしまうので今回はそのまま交換をすることにしました。

①エンジンにアクセスできるように、周辺の部品を取り外していきます。
Fバンパー・ボンネットなど外装の取り外しです。養生をしっかり行い慎重に取り外します。
次にエンジンルーム上部より取り外せるインテークライン/ターボチャージャーASSYなどを取外します。

②冷却水、エアコンガスの回収を行いラジエーター/ACコンデンサー/インタークーラー等を取り外します。
ここまでくるとフロントにアクセスしやすくなりますので、ベルトやプーリー類を取外しフロントカバーが外せる状態にしておきます。

③次にリヤのスペースを確保していきます。
トランスミッションを降ろすのですが、プロペラシャフトの伸縮幅が予想より狭かったのでベルハウジング～プロペラシャフトを一体で降ろすことになりました。
コネクタやホース類が本体上にあるので、少し切り離した状態で外していきます。
すべて接続部品を取外し重量のある部品の為、慎重に降ろします。

④前後ともスペースが確保できれば、フロントカバー/フライホイールを取り外しバランスシャフトの交換に取りかかります。

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