ダイハツから発売された「ミゼットII」は、キュートなデザインが採り入れられた1人乗りのマイクロミニカーです。コンセプトに「わが街のミニマム・トランスポーター」を掲げ、1996年4月より販売が開始されました。このクルマは、同社の8代目「ハイゼット」と部品が共用化されて生産されましたが、ボディの軽量化により燃費は「ハイゼット」の半分程度でした。また、車両のコンパクトさもあいまって、最小回転半径3.6mと小回りの利く走行が可能となっています。1999年9月発売モデルについては、「ピックBタイプ」「ピックDタイプ」「ピックカスタム」などのグレードがラインナップしています。このモデルでは、従来フロントに装着されていたスペアタイヤをバックパネルに備えられ、衝突の際の安全性を高めています。足回り系に関しては、サスペンション形式にフロントにマクファーソンストラット式コイルスプリング、リアにリジッドアクスル・リーフスプリングが設定されています。なお、2001年6月に「ハイゼット」シリーズに統合される形で、販売が終了しています。※記載の文章は、2018年8月時点の情報です。