車を売却する時は、買取専門店に車の査定をお願いすることがほとんどでしょう。
この査定の時、買い取ってほしい車のエアコンの調子が悪いと、査定額に影響はあるのでしょうか？
ここではエアコンの不具合と車の査定への影響について見ていきましょう。
車の査定については、車種などの基本情報とJAAI（日本自動車査定協会）が定める車両の標準状態を基準にして金額が決まってきます。
車に大きな傷やへこみがあれば減点、人気の純正オプションが付いていれば加点というように、点数化して車の査定を行います。
車に故障や不具合があると減点されることがほとんどのため、エアコンの不具合や故障も車の査定では減点対象となり、査定額にマイナスに影響してくると言えます。
前述した通り、エアコンの調子が悪いと買取査定額が下がってきます。
それならば、エアコンを修理してから査定に出せば高くなるのではと思いますよね。
エアコンの調子が悪かったり壊れたりしている時、修理に出した方が良いのか壊れたまま査定に出した方が良いのかは、ケースバイケースと言えます。
なぜならエアコンの修理代が故障部位によってかなり変わってくるからです。
数千円程度の費用で直せる不具合であれば、修理に出してから査定を受けても良いですが、修理に数十万円かかるような不具合や故障の場合は、そのまま査定に出した方が結果としてお得になると言えるのです。
エアコンに不具合が起きる原因としては、主に以下の部分の故障などが挙げられます。
・ガス漏れ
・コンプレッサーの故障
・コンデンサーの故障
エアコンの不具合として一番多いのがエアコンの効きが悪くなるというものですが、これはクーラーガスが漏れていたりつまっていたりして不足していることが原因になります。
ガスが不足しているだけであれば数千円でガスの補充をしてくれますが、ガス漏れの場合は漏れている場所をすぐに特定するのが難しく、修理をしないと直らないと言えます。
また、コンプレッサーやコンデンサーの故障に関しては交換か修理が必要となり、その費用の目安としては数万円かかることがほとんどで、故障の原因や車種によってさらに値段が変動する可能性が高くなってきます。
以上のように、エアコンに不具合が起きている場合は、査定時にマイナス評価をつけられると言えますが、修理したとしてもプラスになって査定額が高くなることはありません。
買取査定に出す時はエアコンの不具合についてきちんと説明し、複数の買取店で査定してもらってから売却先を決めるのが良いでしょう。
車の売却について気になることがあればお店に相談しましょう！
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