車買取時の消費税はどうなるのか

車買取時の消費税はどうなるのか

ちょっとしたお菓子一つでも支払いの義務が生じる「消費税」は、消費者に広く公平に負担を求める為に国が取り決めた間接税の一種ですが、車を売買したときにも発生するものなのでしょうか?

車買取時の消費税について詳しく見ていきましょう。

車買取時に消費税を支払わなければいけないのか?

車買取時に消費税を支払わなければいけないのか?

消費税は「広く公平に負担という」定義どおり、どんなものにもついてまわる身近な税金ですが、車を売却する場合は、ほとんどの場合が事業としてではなく個人として行いますので、車の売り主側には消費税は関わってきません。

しかし、買取業者の場合は、車の売り主に支払った金額を仕入れの経費として、「消費税も支払ってもらっている」という扱いにしても良いという事になっています。

つまり、売り主が車を売った金額から消費税を国に支払う義務はありませんが、買取業者に車を売却した場合は、その売却額にいつの間にか消費税が含まれているということになります。

車買取時の消費税納税の義務は「売り主にはないが業者にはある」と覚えておくと便利です。

「税込価格」の仕組みとは?

「税込み」と表記してあれば「ああ、消費税が含まれているんだな」と考えるのが普通ですが、車の買取においての「税込み」には、『免税事業者や消費者から仕入れた場合でも、その支払った対価の額は消費税及び地方税込みの金額とされている』という事が前提となっています。

そのため、売り主が売却額の中から消費税を受け取っていなくても、買取業者が消費税を受け取ったことにして経理に計上できるということになるのです。

例えば、買取業者が車を100万円(税込み)で買取った場合、108万円(税込み)として店頭で販売する事ができ、その中の消費税は「108分の6.3相当金額」と定められているので、8万円まるまるを消費税として取られずに利益を出すことが可能となるのです。


参考:https://www.nta.go.jp/taxanswer/shohi/6455.htm

「消費税」をうまく活用することで金額交渉が可能な場合もある

この「消費税」をうまく活用する事で、交渉が有利に運ぶ場合があります。

買取業者に「消費税はどうなっていますか?」と聞いてみましょう。
「税込み」と答えた場合は、その分の金額について交渉できる可能性があります。

「お客様は消費者にあたるので課税はされません。他店でも同様です」という回答の場合は、模範解答なので、より信頼できる買取業者と考えて良いでしょう。
ただしその場合でも明細書を見せてもらい、内訳を確認することをおすすめします。

ちなみに、売り主側は消費税の課税対象ではないので、買取業者へ消費税を強要する事はできませんので注意しましょう。


以上が、車の買取時に関わってくる消費税についての説明となります。
車を売る際には、消費税がどうなっているのか買取業者に確認してみると良いかもしれませんね。
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