日産の「クリッパートラック」は、2003年10月、同社「クリッパーバン」と同時に市場展開されたセミキャブオーバー型の軽トラックです。このクルマの初代モデルは、三菱のOEM供給(2代目以降はスズキ)を受けて開発され、「モコ」に続く同社第2弾目の軽自動車となりました。また、車名は、「駿馬、俊足を誇る馬」が由来となっており、元は旧プリンス自動車が1958年に発売したトラックで使用されていました。この車両は、荷台床面地上高を低く設定することで、荷物の積み下ろし作業の際の負担を軽減しています。さらに、ワーキングランプ、リヤゲートチェーン、ゲート/トリイプロテクターなどの作業効率を高める装備も採用されました。2010年8月発売モデルのグレードについては、「SD」「DX」がラインナップされています。同モデルでは、エンジンのフリクションを低減することで燃費性能の向上を実現している他、荷台は三方開となっています。なお、一部のグレードにおいてシート生地を変更し、インテリアの質感が高められています。また、このクルマは、2012年1月に実施されたマイナーチェンジにあわせて、車名が「NT100クリッパー」に変更され、2013年には、2代目モデルが発売されています。※記載の文章は、2018年12月時点の情報です。