イギリスのBMWグループから2013年3月に発売された「MINIペースマン」は、第2世代の「MINI」の7番目のモデルとして登場したクルマです。コンパクトSUVタイプの「MINIクロスオーバー」の派生車種としてデビューしたこの車両は、「ラグジュアリー路線のミニ」というコンセプトのクーペタイプの自動車です。このモデルは、3ドアの設定でスポーツ性が強調されているほか、従来の「MINI」では定番だった縦型のテールランプが、テールゲートに大きく食い込んだ横型のものとなり、ワイドボディを演出しています。後方に向けてスムーズに傾斜するルーフラインと、それとは対称的に後方にかけて上昇するショルダーラインが形成する美しいクーペラインが特徴です。2014年9月発売モデルに関しては、「クーパー ペースマン」「クーパーS ペースマン」「ジョンクーパーワークス ペースマン」「クーパーD ペースマン」といったグレードが用意されています。足回り系については、サスペンション形式には、マクファーソン・ストラットがフロントに、マルチリンクがリアにそれぞれ設定されています。ボディカラーに関しては、「アブソリュート・ブラック」などがラインナップされています。なお、このクルマは2016年末に、生産が終了しています。※記載の文章は、2018年8月時点の情報です。